お祝いやプレゼント等で花束やアレンジメントをいただいた時、部屋に飾ってインテリアとして楽しみますよね?
また、自分で花を買って花瓶に生けるのも、部屋が華やかになってとても素敵ですし、花がある暮らしは見ているだけで癒しになり心を豊かにしてくれます。
ただ、切花は寿命が短いのが難点。
少しでも長く、きれいな状態を保ちたくありませんか?
ただ飾るよりも、ちょっとした花への気遣いで長持ちさせる事ができますよ。
切花はドライフラワーや挿し木にすることで更に長く楽しむ事ができちゃいます!!
ぜひ挑戦して花のある暮らしを楽しんでくださいね。
切花の寿命と痛む原因とは?
花の種類によって寿命はさまざまですが、短い物だと3~4日ほど、長くても1週間くらいで茶色く変色したり、花びらが落ちたりして元気がなくなってしまいます。
置き場所や室温でも花の寿命は変わってきますよ。
ではなぜ切花の寿命はこんなに短いのでしょうか?
実は、花瓶の中の水やアレンジメントに使われている吸水スポンジにバクテリアが発生し、花の切り口に繁殖して詰まってしまう事で水の吸い上げが悪くなるからなんです。
アレンジメントでしおれた花を抜いてみたら茎の所がカビていました…。
アレンジメントは吸水スポンジに水を含ませて挿しているので、株元が密集して通気性が悪く、蒸れやすくなり雑菌が繁殖しやすくなります。
切花を長持ちさせるコツ
避けてほしい置き場所
まず置き場所ですが、避けてほしいのは3つだけ!!
- 直射日光が当たる所。
- 家電の近く。
- エアコンの風が当たる所。
花はお日様が大好き!!
でも切花に直射日光が当たると花が吸っている水温が高くなり雑菌が繁殖しやすくなるためオススメできません。
家電の近くも同様で、家電の発する熱により水温が高くなってしまうので避けましょう。
ついテレビの近くに置きたくなってしまいますが、花にとってはあまり良い環境ではありません…。
エアコンの風を避けた方が良い理由は、花が乾燥して痛んでしまうからです。
ブーケや花束のお手入れ方法
ブーケや花束を持ち帰ったら花瓶に生けますよね?
まずは下準備をして、その後のお手入れ方法をご紹介します!!
これをするだけで花が長持ちしやすくなりますよ。
- バケツに水を入れる
- ラッピングを取った花の切り口を水中で約1~2センチ斜めに切る
(水切りと言います) - 花瓶を熱湯やアルコールを使ってきれいに消毒する
- 花瓶の高さ7分目くらいまで水を入れる
- 水に浸かりそうな部分の葉っぱや蕾を取り除く
- 花を花瓶に挿す
花瓶に生けた後は毎日水を入れ替え、その時に茎の状態も確認してください。
ヌルヌルしていたり、茶色くなっていたら【水切り】を行ってバクテリアの発生を防ぎましょう。
水の入れ替えの時に花瓶の中もきれいに洗うと良いですね。
一番大切なのは花瓶の中を清潔に保つことです。
アレンジメントをきれいに維持する
フラワーアレンジメントは持ち帰ったらそのまま飾れて簡単にお部屋が華やかになります。
アレンジメントをきれいに維持するには4点だけ気を付けましょう!!
- 外側のラッピングはすぐに取り外す
- 吸水スポンジが乾燥しないように水を足す
- 茶色く変色したりカビてしまった花は取り除く
- 少し元気がなくなってきたら抜き取って活力剤の入った水に浸ける
変色した花はカビが付着している可能性があり、他の元気な花に移る可能性があるため取ってしまった方が良いです。
私は先日フラワーアレンジメントをいただいて、とっても可愛くてキレイだったのでラッピングを外さずにそのまま部屋に飾っていました。
でも2日ほどすると花に元気がなくなってきたんです。
すぐにラッピングを取り、少ししおれてしまった花を抜き取って、カビのない物は水切りをして活力剤を混ぜた花瓶に一晩ほど浸けたらまた元気に蘇りました!!
蘇った花はまたアレンジメントに挿し戻しましたよ!!
枯れた花を抜き取りアレンジメントが寂しくなってきたら、元気な花を思い切って花瓶に入れ替えてみると二度楽しむ事ができますね♪
特に大切にしたい花はドライフラワーや挿し木もオススメ
ドライフラワーの作り方
贈り物でいただいたり、特にお気に入りのお花はドライフラワーにするとより長く楽しむ事ができます。
ドライフラワーにすると生花の時とはまた違って落ち着いた色合いになりインテリアにもなじみやすくなりますよ。
作り方は、一番簡単なのが「ハンギング法」。
茎の部分を麻紐などで結んで花を下にして吊るし、自然乾燥させる方法です。
風通しがよく、湿気の少ない場所でできるだけ早く乾燥させるときれいに仕上がります。
また、ドライフラワーにするタイミングですが花を楽しんだ後よりも、元気で蕾が完全に開いたばかりの頃が一番色をきれいに保てますよ。
挿し木の方法
私はいただいたアレンジメントのお花やグリーンの植物は、お花を十分に楽しんだあと「挿し木」にして、プランターで育てて楽しみます。
「挿し木」とは茎の一部を切り取って発根させて増やす方法の事。
花が終わってしまっても茎が元気なら挿し木で発根させて育てて、またきれいな花を咲かせることができちゃうんです♪
挿し木に向いていない植物もありますが、基本的に茎に節(ふし)があれば発根する可能性は十分あります。
花の部分を切り落とし、節を1、2か所残して先ほどもご紹介した活力剤を入れた水に浸けておくだけ!!
挿し木の方法は色々とありますが、私は根っこの様子を観察したいので発根するまで土は使わず水と活力剤で育てます。
根っこが数本生えてきたら小さめの鉢に植え替えて、あとは肥料をあげたりお水をあげたり、普通のお花と同じお世話をします。
頂いたお花を自分の庭で咲かせてずっと楽しめたら素敵だと思いませんか?
まとめ
贈り物として頂いたら嬉しい花束やアレンジメント。
できるだけ長くきれいに保つコツをご紹介しました。
- 切花の寿命は3日~7日ほど
- 水の中に発生するバクテリアが繁殖する事で花が痛みやすくなる
- 置き場所は直射日光・エアコンの風の当たる所・家電の近くは避ける
- 花束は持ち帰ったら水切りをして、清潔な花瓶に生ける
- 毎日水を替えて、その時に茎の状態もチェックし水切りをする
- アレンジメントは外側のラッピングを必ず外す
- 吸水スポンジに水を足す
- 痛んだ花は取り除く
- 活力剤を使えば花を元気に復活させる事ができる
- ドライフラワーや挿し木にするのも長く楽しめてオススメ
私も今回ご紹介した方法で、大好きな方から頂いたアレンジメントを大切に長く楽しみたいと思います。
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