秋になると、佐賀では一大イベント、佐賀インターナショナルバルーンフェスタが開催されます。
バルーンフェスタ期間中は、秋の澄んだ空一面にたくさんのバルーンが浮かんでいるのを見ることができ、本当に綺麗なんです。
子どもたちも普段見られないバルーンを間近で見て大興奮です!
佐賀生まれの私も、毎年秋になるとバルーンが飛んでいるのを見つけてワクワクした記憶があります♪
でも、バルーンのイベントってどうやって楽しんだらいいのか気になりますよね。
実はこのバルーンフェスタ、行く時間によってバルーンを全く見られないこともあるため、注意が必要なんです。
お子さんと初めて行っても後悔しない楽しみ方をご紹介します!
佐賀インターナショナルバルーンフェスタとは?
佐賀インターナショナルバルーンフェスタは、例年10月末から11月初旬にかけての5日間開催される、国内外から100機ものバルーンが集まる競技大会です。
※2022年はコロナの影響により海外からの参加はありません。
バルーンからマーカーを落としてその正確さを競う競技のほか、変形バルーンやバイクショーを見られたり、夜には夜間係留も行われます。
会場には出店が立ち並び、ステージイベントも開催されます。
子ども向けのキッズデーでは間近でバルーンに触ることもできるんですよ。
このバルーンフェスタは、有観客開催時は毎年80万人を超える人出があり、実はリピーターも多いんです。
実際に間近でバルーンを見てみると写真や動画だけではわからない感動がありますよ!
バルーンってなかなか見る機会がなくて珍しいので、お子さんも楽しめます。
なにより、入場無料で楽しい思い出を作れるのが嬉しいポイントです!
会場内では迷子センターが開設され迷子バンドが配布されていたり、授乳室(4箇所)やベビーカーの無料貸し出しもあるなど、お子さん連れにも配慮されています。
2022佐賀インターナショナルバルーンフェスタ
期間:11月2日(火)〜6日(日)
場所:嘉瀬川河川敷
会場は普段はただの河川敷ですが、期間中はJRの臨時駅「バルーンさが駅」が開設され、会場内と会場外に臨時駐車場もできます。
(会場内駐車場は、環境整備協力金として1000円を支払う必要があります。)
おすすめの催し物3選
キッズデー(2022年は11月4日)
お子さんと一緒に楽しめる催しです。
おもしろい形のシェイプドバルーンを近くで見られたり、バルーンの中に入る体験などができます。
バルーンの競技エリアに入ることができるのはこの時だけなので、貴重な体験になりますね。
シェイプドバルーンは、キッズデー以外の日にも開催されるバルーンファンタジア(期間中9時頃〜10時30分頃)でも見られますよ。
キー・グラブ・レース(大会最終日)
会場内に設置された大きな鍵をバルーンで取りに来る競技です。
たくさんのバルーンが次々と近づいて来て、中には頭上数メートルのところを飛んでいくバルーンもあるので、とても迫力があるんです。
パイロットが鍵をつかみ取った時には、会場内も一体となって盛り上がります!
私が子どものころ、家族と一緒に見て楽しかった思い出がある競技です♪
夜間係留ラ・モンゴルフィエ・ノクチューン(2022年は11月5日、11月6日)
河川敷に係留されたいくつものバルーンのバーナーが、音楽に合わせて点火されます。
バーナーの炎が照らし出す夜のバルーンというのも幻想的で美しいんですよ!
現地で見られないなら、インターネット中継もやっていますのでぜひチェックしてみてくださいね!
バルーンフェスタに行くときの注意点
バルーンを見るなら早朝を狙おう
バルーンフェスタに行くときに最もよくある失敗は、会場に行っても競技が風で中止になってしまうことなんです。
私もバルーンが好きで毎年のように見に行っていたんですが、昼間に出かけたら風が強くてバルーンが飛ばない…という苦い経験を何度もしました。
むしろ、午後からバルーンを見た記憶の方が少ないくらいです(泣)
実は、バルーンはとても繊細な乗り物で、少しでも風が強いと飛べないんです。
そこで、バルーンをより確実に観るためにぜひおすすめしたいのが、頑張って朝7時の競技開始に合わせて会場に向かうことです。
朝の方が昼間と比べて風が穏やかなため、競技の実施率が高くなる傾向があるんです。
移動手段は混雑を考慮して
車でバルーンフェスタ会場へ向かう場合、会場周辺はとても混雑します。
加えて、会場内の駐車場でもかなり広いので、駐車場に着いてから歩いてイベント会場まで向かうのにも時間がかかるんです。
そのため、ぜひおすすめしたいのが荷物をホテルに預かってもらったり車をアクセスの良い駅に停めて電車(JR)で会場へ行くことです。
臨時駅のバルーンさが駅は佐賀駅からわずか二駅の近さで、一部の特急列車も停車します。
さらにホームは会場内にあるので、電車から降りてすぐにイベントを楽しめますよ♪
服装と持ち物
10月から11月に開催されるこの大会ですが、私の場合行くとだいたい暑くて汗をかいてしまいます。
この時期の佐賀は朝晩は冷え込みますが昼間は晴れると暖かいんです。
加えて会場が広いので、歩き回ると暑くなってしまいます。
朝晩は着て防寒ができ、暑くなったら脱いで持ち歩けるようなかさばらない上着があると良いですよ。
さらに、会場は河川敷で舗装されていない場所も多いため、歩きやすい靴を履いて行くと子どもが走り回っても安心です。
同様の理由で、ベビーカーでは移動しづらい箇所もあるので注意が必要です。
持って行った方がいい物はあるのかな?
会場内には観覧用の座席などは無いため、レジャーシートや、必要であれば折り畳みのイスがあると便利です。
初めてであれば、会場で販売されている公式プログラムもゲットしていただければ、より競技を楽しめますよ。
迷子に注意
お子さん連れで気をつけたいことといえば、迷子ですよね。
このイベントでも、バルーンに夢中になって上ばかり見てしまったり、人出も多いのではぐれてしまって、毎年迷子になってしまう子が出てきます。
会場内で配布されている迷子バンドは、お子さんの手首などに巻いて使うものでお名前や連絡先を記入しておくことができます。
お子さんとはしっかり手をつなぐようにし、迷子バンドを忘れずにつけたいですね。
トイレは仮設トイレ
普段は河川敷で何もない場所に設営される会場なので、仮設トイレが設置されます。
仮設トイレだと小さいお子さんは慣れないと思うので、付き添ってあげるようにすると安心ですね。
トイレの数もかなりたくさん設置されるので、別行動するときはあらかじめ集合場所を決めておくなどはぐれないように工夫をしましょう!
雨の日には佐賀バルーンミュージアム!
佐賀バルーンミュージアムは、30年以上のバルーン大会開催の歴史のある佐賀市に2016年につくられた比較的新しい施設です。
バルーンが飛ぶ仕組みや佐賀インターナショナルバルーンフェスタの歴史、競技について学ぶことができ、バルーンの操縦を疑似体験することもできます。
バルーンフェスタではバルーンに乗ることはできないので、ここでしかできない体験もあるのが嬉しいですね!
天気を気にせずにバルーンを楽しめるので、バルーンフェスタの期間以外の時期や、風が強くてバルーンが飛べない日にぜひおすすめしたい場所です。
バルーンフェスタ会場からは、電車で佐賀駅まで行き(所要時間5分)、佐賀駅からは車で5分(徒歩だと17分)の場所にあります。
バルーンフェスタ期間中は会場から「街なかシャトルバス」も出ていて、シャトルバスや車だと20分ほどで行くことができます。
併設されているカフェでは佐賀県産の食材を使った料理を味わうこともでき、佐賀のご当地グルメ「シシリアンライス」やカレーはテイクアウトも可能です。
授乳室やおむつ替えのできる多目的トイレがあるので乳幼児がいても安心です。
まとめ
- 佐賀インターナショナルバルーンフェスタは、大人も子どもも楽しめるバルーンの競技大会
- おすすめの催しはキッズデーやキー・グラブ・レース、夜間係留!
- 早朝に会場に行ってより確実にバルーンを見よう
- 便利なのは電車ですが、車なら時間に余裕を持って移動しよう
- 歩きやすい靴を履いて、脱いでも持ち歩きやすい上着を着ていこう
- 迷子にならないように注意しよう
- トイレは仮設トイレなので注意が必要
- 佐賀バルーンミュージアムは天候を気にせずバルーンを楽しめるので、雨の日にも
初めてバルーンフェスタに行く時は、なかなか早朝に出かけようとは思いませんよね。
ましてお子さんがいたら準備も大変です。
でも、早起きしたことを絶対に後悔はさせません!
きっとお子さんにとっても楽しい思い出になるので、ぜひ現地でバルーンを観ていただけたら嬉しいです。
バルーンフェスタの日が風の穏やかな晴れの日になりますように。
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