「サバイバルゲーム」って聞いた事ある方も居ると思いますが、
イメージするのは、戦闘服に身を包み、銃器で武装した軍事オタクが野山を駆け巡り、物陰に身を潜ませ、あるいは草陰をホフクで移動し、時には草むらや地形を模したギリースーツをまとい気分はスナイパー。
少し変わった人達の集まる集団で踏み込みにくい感じではないでしょうか?
現実世界でありながら、非現実を体感出来る世界
銃弾を撃ち込む敵は、別のイメージを重ねて ムカつく上司だったり、宿題を山の様に出す先生だったりと人により様々ですが
ストレス発散や運動不足の解消にもイイ様です。
エアソフトガンを使い、敵、味方の2チームで撃ち合う。
簡単に言うと「戦争ゴッコ」です。
今回は意外と知らないサバゲーのお話をして行こうと思います。
サバイバルゲームは大人の「ゴッコ遊び」
子供の頃に「缶蹴り」や「警泥」
場所によっては「泥警」と呼ぶらしいですね。
私は東京ですが「警泥」でした。
雰囲気は似た感じです。
子供の頃と違うのは、リアルに近づけた「ゴッコ遊び」。
個人でやってる人よりも、チームに所属してる人達が多いですね。
チームのワッペンやステッカーを持ち物に貼っていたり、特殊部隊さながらのコードネームを持ち、装備なども本物を取り入れて遊びの域を超えているチームもあります。
年齢層は割と高く30代から50代が多いです。
大人なので「ゴッコ」の考え方も様々で
- 見た目のリアルさを追求したチーム
- 純粋にゲームとして楽しんでいるチーム
- 訓練を重ね本業なのでは?と思うくらい熱いチームなど
金銭的に余裕のある大人の「ゴッコ」は凄いです。
アニメや映画、ゲームの世界へ
サバゲーの世界に足を踏み入れるキッカケは人それぞれだと思いますが、
ミリタリー映画やアニメ、漫画などで興味を持ち
オンラインゲームのFPSは自分視点で操作するので、実際にゲームの世界に入った様に錯覚します。
Skypeなどの通信機器を使い、会話をしたりリアルに近い感覚を体験する事も出来るのでサバゲーをやっている人の半数以上がFPSがキッカケになったのではないでしょうか。
楽しみ方
ゲームや映画の登場人物になりきって同じ装備を身に付けるのも楽しみ方の1つだと思います。
作戦を何通りか考え攻略して行く、勝利に導く過程や結果を楽しむ人。
沢山の銃や装備をコレクターして自慢する楽しみ方もアリです。
ゲーム自体よりも共通の趣味を持つ仲間との出会いや会話を楽しむ人も多くいます。
大人になると時間に追われ、遊びを下らないと一括し色々なモノを捨ててしまったり、蓋をしてしまった事があると思います。
大人になる為に大事な何かを忘れてしまう、仕方がない事なのかも知れませんが
子供時代に感じたワクワク感やドキドキ感を思い出すキッカケになるのではないでしょうか?
大人になってオモチャの銃を持ち、草むら、土の上に横になる、木に登るなんて、考えられないです。
服を泥まみれにして、時にアクシデントもあります。
ブッシュに隠れたら、野生動物達の落とし物に遭遇し、いつまでも臭い!なんて事も
そんなアクシデントも自然ならではの楽しみの1つでしょう。
主なルール
主にフラッグ戦🚩が多いでしょう。
お互いの陣地に旗を立てて、旗を取られたら負け、味方が全員倒されても負けです。
倒されるってどんな状態なのか?
銃で撃たれたら死んだって事になりますので
撃たれた人は大きな声で「ヒット!」と申告し両手を上げてセーフティーゾーンに移動します。
銃にはパワー制限が設けられていて、1ジュール以内と規定されています。
昔は銃の改造をしてる人が多くいましたが、エアソフトガンが犯罪に使用される事件が多発した為、一切改造は出来なくなりました。
オモチャの銃でも改造すると銃刀法違反の罪が科せられますので、今は店で購入したエアソフトガンを箱から出して、そのまま使う事になっています。
銃や弾の補充はフィールドに持ち込んだ物のみで、途中で補充に戻る事は禁止です。
持ち込める弾(マガジン)は大体2個くらいだと思います。
私はハンドガンとマガジン2個、アサルトガンとマガジン2個を身に付けてフィールドに出てました。
ゲームの時間は平均15分〜30分くらいでした。
必要な装備
武器
ハンドガン、アサルトライフル、サブマシンガン、ショットガン、スナイパーライフルなどがあり、
この中からメインウェポンとサブウェポンを使います。
例えば、ハンドガンとアサルトライフル。
サブマシンガンとスナイパーライフルとか。
自分の好きな組み合わせ、使い易い組み合わせで選んでいきます。
銃には3種類あり
- 電動ガン—-バッテリーで動く
- ガスガン—-専用のガスボンベを充填
- エアコッキングガン—-バッテリーもガスも必要ないですが、一回一回スライドを引き撃つので、時間がかかってしまいますが、スナイパーライフルでは、この動作が本物っぽくて好きな人もいます。
- 弾——-BB弾を使用します。小さなプラスチックの玉で、白っぽい色が多いですが、色々な色もあり、夜光で夜に光る物もあります。バイオ弾といって土など自然にかえる素材の物もあります。
装備
- ゴーグル、フェイスガード—-目を守る為に絶対に必要な物です!
BB弾は小さい物なので撃ち合ってる時に目に当たって失明などの大怪我やブッシュなどで枝などが刺さる危険性も避けたいですからゴーグルは必須です。
ニーパットとエルボーパットもあると便利です。
フィールドでは石とか枝とかで地面がゴツゴツしてたりすると、膝や肘をつくと痛いし転んだ時もケガしないので着けてた方がイイと思います。
- 装飾品—-ハンドガンのホルスター、マガジンケース、ポーチなど
私はベルトにアタッチメントでマガジンポーチやハンドガンのホルスターを付けていました。
時計や無線機はチーム内での作戦行動中に指示出しや報告など、有れば便利だなーと言う感じです。
ゾンビへの報復
「ゾンビ」とは、撃たれたにもかかわらずヒットを言わず、そのままゲームを続行する人の事です
ルールを守れない人はどこにでも居ますが、サバゲーでも結構居るんです。
それが原因でトラブルに発展する事もあります。
「巨大毛虫の雨」をゾンビにプレゼントしたゲームは思い出深いです。
いつもの様にブッシュに隠れながら前へ前へ進軍していました。目の前にある葉がずいぶん垂れ下がっていたので、何気なく銃身を使い歯をめくり上げてみると、5cmくらいの巨大毛虫が張り付いていました。
フッと上を見上げると葉の裏側にビッシリと、巨大毛虫が今にも落ちて来そうでした。
私はブッシュを避けまわり込む様に進軍すると、偶然、敵のすぐ側に、チャンスと思い撃ち込みましたが。
ゾンビでした。
閃きました、フッと上を見上げると居ました!
今に落ちてきそうな巨大毛虫君達、ルールを無視したゾンビ君達には巨大毛虫の雨をプレゼント!
中には肌の露出している部分に至近距離から撃ち込みヒットと言わせる!と言う人も居ますので、ルールを守り楽しく遊びましょう。
サバゲーフィールド
サバゲーフィールドには森林の様な 屋外フィールドと室内を模した 倉庫内に設置された室内フィールドが あります。
屋外には川や池があるフィールドもあるんだー。
障害物に隠れながら撃ち合い、敵の陣地にある旗を目指します。
残念ながら私の行っていたサバゲーフィールドは どこも閉鎖になってしまいましたが、
都内でも秋葉原に「ASOBIBA」と言うサバゲーフィールドがあるそうです。
常連さんが多く、なかなか勝たせてもらえない様ですが。
こちらも仲間を連れて行ってみるのも楽しいかも知れませんね。
まとめ
大人もハマるサバゲーの世界を紹介させていただきました。
- 「戦争ゴッコ」
- 楽しみ方は自由
- 主なルールはお互いの陣地の旗🚩を取るか敵殲滅で勝利
- 必要な装備は武器とゴーグル、動きやすい汚れてイイ服装。
- 閉鎖されてしまったフィールドも多いですが規模は縮小し残ってる
- ズルをするゾンビへの報復
時間を戻す事は出来ないけれど、この時間だけ、子供に戻った様な忘れていた子供時代の記憶や感情が蘇ります。
たまには、こんな息抜きもイイのではないでしょうか。
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