栃木県宇都宮市の市役所の隣に、かつて市内の子供たちの絶好の遊び場所であった「御本丸公園」がありました。
広いグランドや遊具・屋内スケート場などがあり、放課後や休日はこの公園に行って友達と時間を忘れて遊んでいました。
その後、屋内スケート場などの老朽化にともなう閉園と都市開発計画により「御本丸公園」は閉鎖されてしまいましたが、宇都宮の歴史を学べる公園になりました。
大人になってからは忙しくてなかなか行けなかったのですが、市民の憩いの場所として生まれ変わったと耳にしたので久しぶりに訪れてみましたので、その魅力をお届けしたいと思います。
御本丸公園
グラウンド
宇都宮市の市役所の隣に、放課後の子供たちの遊び場や市民の憩いの場所として「御本丸公園」がありました。
市内の小学校の校庭よりも広いのではないかと思うほどのグラウンド、ジャングルジムやブランコなどの遊具、そして屋内スケート場などがあり、幅広い年代の人達で賑わっていました。
グラウンドでは野球やサッカー・ゲートボールをする方たちがいましたし、石垣が積まれた高台・噴水や池などがあり、遊具では子供たちが遊んだり走り回っていました。
屋内スケート場
グラウンドで体を動かして遊んだのは当たり前なのですが、一年中滑れた屋内スケート場も友達と競いながらスケートの技をやっていました。
ジャンプとか回転が出来なくて悔しい思いをしました。
市営なのでスケート靴を安く借りられて記憶があります。
もちろん入場料も安くておこずかいで遊びに行っていたと思います。
そんな屋内スケート場が老朽化により閉鎖されて、別の場所に建てられたのは私が就職してからなので移転してからは行っていませんが、郊外に移転して駐車場が確保できたことで、多くの方が利用するようになったそうです。
市営なので入場料が安いのですが無料の日もあるそうです。
栃木県は車保有率が全国でもトップクラスなので、施設に駐車場が有るか無いかで売り上げが変わるといわれています。
「御本丸公園」には数台しか止められない駐車場しかなかったような気がします。
宇都宮城址公園
昔この場所にお城があったことから、公園の整備のかたわらに発掘調査が行われ、その調査をもとに一部を復元して宇都宮城の歴史と市民の憩いの場所としての公園として整備されました。
お堀と土塁
宇都宮城本丸の一部であった「清明台」「富士見櫓」「石垣と土塁」「土塀」「お堀」の外観が復元されました。
公園の西側がお堀と土塁になっていて、公園を回るように歩道が整備されています。
公園西側には市役所がありますしビジネス街の南側にあたるので、お昼休みにウォーキングをしている方が多いです。
夕方は近くに住む方たちのウォーキングやワンちゃんのお散歩などのコースやお堀沿いにはベンチがあるので、皆さんの憩いの場所となっています。
土塁の一部に門になっていて、お堀の途中から公園の中に入れるようになっています。
門の両側の土塁の中には、左側には「宇都宮城ものしり館」があります。
右側には「まちあるき情報館」があります。
「宇都宮城ものしり館」には、宇都宮城の歴史や宇都宮の歴史・発掘作業のときの出土品などが、展示されています。
宇都宮城は平安時代に建てられ、江戸時代には将軍の日光参りの際の宿となっていて、1868年の戊辰戦争の時に建物の大半が焼失したそうです。
関東七名城に一つとして有名だったそうです。
「まちあるき情報館」は昔「菊水祭」に使われていた山車が２台展示してあり、近くで見る事ができます。
とても飾りや彫り物が細かくてすばらしいのと、迫力のある彫り物に見入ってしまいました。
昔の人の器用さと技術はすごいなと感動してしまいました。
その他宇都宮市内の歴史的建造物のパネル展示になっています。
どちらも無料で見学できますし、「宇都宮城ものしり館」からエレベーターで土塁の上に出て、歩くことができます、見晴らしは良いですよ。
芝生広場
土塁を抜けると広い芝生の広場が広がっています。
公園の西側半分が土塁で囲まれているのですが、東側は数種類の桜の木が周りに植えてありますし、小さい子供が遊べる川が作られています。
土塁の側にベンチがあるだけの広い芝生広場なので、子供たちが走り回っていたり遊んでいるのを親御さんたちはおしゃべりをしていますし、私が訪れてた時は高校生が輪になってバレーボールをしていました。
子供たちを気にしてなのか端の方で楽しんでいましたが、広いので気になりません。
こちらの公園は新しい桜の名所となっていて、河津桜に始まってソメイヨシノ・ミヤザクラ・仙台枝垂桜と次々と咲いていくので、長い間お花見が楽しめると言うことでたくさんの方が訪れます。
この公園は駐車場に停められる台数が少なく早めに来て駐車場を利用するか、隣の市役所に停めるか公共交通を使うようにしないとお花見の時期はとても混雑します。
ベンチに座ってゆっくりとお花見をしたり、芝生にシートを広げて楽しんでいる人もいますし、皆さんそれぞれの楽しみ方でお花見をしています。
まとめ
・以前の「御本丸公園」とは違いますが、この公園も市民の憩いの場所として変わりのない公園です。
・宇都宮の歴史や宇都宮城の歴史が理解できる施設があります。
・公園の周りは高いビルやマンションに囲まれているのですが、違う空間にいるような雰囲気が流れています。
・桜の季節は違う種類の花が咲くので、長い間お花見を楽しむことができる。
以前の公園とは違いますが、皆さんが変わりなくお散歩をしたりウォーキングをしたり芝生で走ったりしているのを見ていると、ガヤガヤしていた以前の公園とは違い、落ち着いていてゆっくりと時間が流れているような気がします。
そんな、歴史やお花見の楽しめる公園を訪れてみてはいかがでしょうか。
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