圧力なべ使ってみたいけど、大きい音がするみたいだし、爆発するって聞いたこともあるし…なんか怖いなぁ。
料理初心者の私でも使えるのかな?圧力なべの基本的な使い方とどんなことに気をつければ良いのか知りたいです。
こんなお悩みを解決します。
圧力なべは、使ったことがない方からすると「難しそうだな」とか「上級者向けでしょ」と思うかもしれません。
圧力なべは大きい音がしたり、使い方を間違えると危険だったりしますが、正しい使い方で日常生活に取り入れることで、忙しい主婦の強い味方になってくれます。
もしも、「初心者だから自分には使いこなせない」と思っている方がいたとしたら、全くそんなことはなく、むしろ初心者の方にこそ使ってほしい調理器具なのです。
この記事を読めば圧力なべの使い方や注意点、どんな料理が作れるのかなどが初心者でもわかるように、愛用歴5年になる私が詳しくご紹介していきます。
基本的な使い方
様々な種類の圧力なべがありますが、使い方はだいたい一緒です。まずは簡単に基本的な使い方を説明します。
具材を下準備する
まずは入れる具材を切って下処理をします。
玉ねぎやじゃがいもは小さく切りすぎるとスープに溶け込んで形がなくなってしまうことがあります。
水と具材を入れてふたをセットする
処理した具材とお水を入れてからふたをセットします。
蓋がしっかりしまっていないと圧力がかからないので注意しましょう。
蓋のしめ方はそれぞれ異なるので、説明書を確認してみてください。
加圧する
火をつけてからしばらく待つと、シュッシュッシュッと音がして蒸気が出てきます。
筒状のピンが上がる種類のものもあります。
このような合図で加圧を確認したら火を弱め、料理に合った加圧時間を計り始めます。
圧力を下げる
加圧時間が終わり火を止めてもすぐにふたは開けません。
安全ロックピンがあるものは、完全にピンが下がるまで放置します。
最後の調整をする
ふたをあけて完成です!
以上が基本的な流れになります。使う圧力なべによって多少の違いはあるかもしれませんが、ポイントを押さえれば難しいことはありませんよね。
圧力なべを使うメリット
時短になる
仕事から帰ってきてすぐ夕飯の準備をしなければならない時など、10分の時短はうれしいですよね。
放置できる
ずっと鍋につきっきりにならなくて良いので楽ちんです。
火を止めてしまえばあとは放置しておくだけなので、私は空いたコンロでお味噌汁を温め直したり、蒸らしている間に子どもの着替えをしたりと時間を有効活用しています。
光熱費の節約につながる。
そして時短になるということは、単純にガスや電気を使う時間が短くなります。
これを年間で考えたらかなり節約になりますよね。
以上のように圧力なべを使うと、たくさんのメリットがあります。特に時短になるのは、やることがたくさんある主婦にはうれしいポイントだと思います。
私も仕事から帰ってきてヘトヘトな中、「お腹すいたー!ご飯早くー!」と騒ぐ息子の相手をしながら料理をしているので、適当に切った材料をポンポン入れて、数分圧をかければ子どもでも食べやすい柔らかくておいしい料理ができる圧力なべには毎日助けられています。
圧力なべを使うデメリット
デメリットは正直あまりないのですが、個人的に感じていることを2つだけご紹介します。
場所をとる
圧力なべは大きくて特殊な形をしているので、ある程度の高さと幅のある収納スペースの確保が必要です。
我が家では使う頻度が高いので、取り出しやすい手前に収納しているのですが、奥の物をとるときにどかさないといけないのが少し面倒です。
洗うのが大変
圧力なべは普通の鍋と同じように中性洗剤で鍋全体を洗うのに加えて、パッキンや安全弁、おもりなどの部品をそれぞれきれいに洗う必要があります。
内側についているゴムの内側が特に洗いづらくて面倒なので、私は嫌いな作業です。また、焦げつきや頑固な汚れがあるとさらに大変になります。
気をつけるべきこと
調理前の注意点
加圧に向かない食品には注意が必要です。
やけどや事故の危険性があります。
たとえば以下のような食品です。
・おもちや練りもの→膨張するから
・パスタなどの麺類→泡立つから
・カレーやシチューのルウ→とろみで蒸気口を塞いでしまうから
また、鍋に入れる量にも注意が必要です。
目安としては、鍋の1/2以下にしておくと安心です。
目安としては、10分の加圧で200ml蒸発するので、最低でも250mlは入れておくと安心です。
調理中の注意点
調理中は火力に注意が必要です。
沸騰するまではなべ底から出ない程度の強火にし、加圧が始まったら弱火で十分です。
説明書にも弱火にしましょうと書いてあると思います。
そして、この弱火というのがポイントになっています。
もし同じような方がいたら注意してほしいのですが、これは火加減が弱すぎて圧がかかっていない状態です。
なので、弱火と言ってもしっかり圧がかかってシューっと音がしている状態をキープできる弱火にすることが大切です。
おもりがついているタイプは、おもりが程よく揺れる程度の弱火ですね。
強くても弱すぎてもダメなんて難しすぎる…と思うかもしれませんが、気にしすぎなくて大丈夫です。 最悪ずっと中火でもいけます。
調理後の注意点
調理後は、ふたを開けるタイミングに注意が必要です。
シューっという音がしなくなって、蒸気が完全に出なくなってからふたを開けるようにしましょう。10分以上放置しておくと安心です。
私は以前タイミングを間違えてこわい思いをしました。
それはそれはすごい勢いで中身がふきだして、私は熱々のスープを頭からかぶりキッチンはべちゃべちゃになり、大変なことになってしまいました。(あとでよく見たら天井まで届いていました…)
この時息子はそばにいなかったからよかったものの、もし近くにいたらと思うと恐ろしいです。
この記事を読んでいる方は私のような思いをしないためにも、しっかりと時間をおいて安全なタイミングで開けるようにしてください。
この方法使う時は、蒸気口や安全ピンに水がかからないように注意しましょう。
圧力なべのおすすめレシピ
丸ごと野菜カレー
2.野菜は皮をむき、玉ねぎはてっぺんと根の部分を切り落とす
3.鍋に肉とまるごとの野菜と水をいれて加熱する
4.7分加圧し、自然放置する
5.ふたを開けてルウを加え、溶かしながら少し煮込んだら完成
野菜をまるごといれることでより簡単で時短になります。
丸ごと入れても圧力の力でトロトロに柔らかくなるので、大きくてもスッと切ることができるし見た目のインパクトが抜群でオススメです。
豚の角煮
2.水をかけて急冷させ、肉を取り出し、3~4cm角に切る
3.肉と水200ml、砂糖・みりん各大さじ1、酒・しょうゆ各大さじ3を入れる
4.10分加圧し自然放置する
5.ふたを開けて煮汁を絡めながら少し煮詰めたら完成
手間ひまがかかる料理の定番、豚の角煮も圧力なべで作ればかなり時短で作れます。
これは男性が大好きなメニューだと思います。
最後煮詰めるときに煮卵をいれるのもオススメです。
サバの味噌煮
2.圧力なべに水200ml、砂糖大さじ3、酒大さじ4、しょうゆ大さじ1、しょうが適量を入れて加熱する
3.さばを重ならないように入れて3分加圧し、自然放置する
4.ふたを開けて味噌大さじ4を溶き、煮汁が半分になるまで煮詰めたら完成
個人的に一番好きなおすすめメニューです。
最後は煮汁をまわしかけながら煮詰めるのがポイントです。
トロトロやわやわで、最高にごはんが進む味付けです。
まとめ:圧力なべは簡単・おいしい・楽できる
今回は、圧力なべの使い方や注意点などをご紹介してきました。
- だれでも簡単に使える
- 時短&節約になる
- 火力は強火→弱火
- 入れる材料と量に注意
- 調理後は圧力が下がるのを待つ
私は5年使っていますが、今ではなくてはならない必需品です。
私と同じように子育てをしながら働いている方や、主婦の方、また料理のレパートリーを増やしたい方にもオススメです。
圧力なべはとても便利でメリットがたくさんありますが、使い方を間違えると危険な場合もあります。 注意点を守って安心・安全に使いましょう。
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