片づけられない妻は発達障害!?うまく付き合って仲良く暮らそう!

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昨今コロナ過の影響でテレワークによる自宅で過ごす方が増えています。それによって、女性の家事の量が増え、家じゅう足の踏み場のない状態になっているとか。

そのためお掃除サービス業者に片づけ依頼が増えてきているとのこと。その依頼者のほとんどが発達障害の1つであるADHD(注意欠陥多動性障害)の主婦だそうです。

ADHD?片づけられないのは単に怠けものだからなんじゃないの。

もちろん性格が理由で片づけられない人や、単に片づけや掃除が苦手な人もいます。だけど、ADHD(注意欠陥多動性障害)の診断がつく基準はその「頻度」と「程度」によるんです。

「頻度」と「程度」ねぇ~。それにしても片づけられない妻を持ったご主人は大変だよね。

確かにADHDの症状を持った奥様にはご家族のサポートが必須です。

サポートするためにはご家族の方がADHDの症状をよく知る必要があります。

 

正しく理解してどうすれば仲良く快適に暮らしていけるようになるか、いまから特性やうまく付き合っていく方法をみていきましょう。

 

ADHDが上手に片づけられる方法

例えば家族で話し合って耳かきをこの引き出しに片づけると決めたとします。でも中々覚えてくれずに、忘れてしまうことが多いです。

家族からすると、また出しっぱなしにして!!なんで話し合って決めたのに元の位置に戻さないんだ!!ってなるよね。

また、一旦片づける場所やルールが決まると変更が難しくて、話し合って場所を変えた後でもそれを忘れて前の場所に戻してしまうことがあります。

これは、僕でもよくあるかな。

その頻度が多いのがADHDですね。

じゃあどうすれば片づけられるようになるのかな。

単純かつ簡単にできる片づけ方法

まず何処に何があるのか一目でわかる環境を作りましょう。ADHDの方は覚えることが苦手です。扉の中や引き出しの中に何が入っているか簡単にわかれば「思い出す」という面倒なことをしなくてすむのです。

例えば引き出しにラベルを貼ると何をどこ片づけるか一目両全です。

引用:100均でテプラがなくてもラベリング。リバウンドをしない収納作りをしよう。|LIMIA (リミア)

引き出しの中の分別&ラベル

次に引き出しの中に複数の物をストックしている場合いくら引き出しの表にラベルを貼っていたとしても見つけられず新しいものを買ってきたということもあります。

引き出しの中も分別して一目で何が入っているかわかるようにラベルをはっておくといいですね。冷蔵庫の中などをこの方法にすると朝慌てることなくスムーズに食事の準備にとりかかれますね。

こうすると家族みんながわかりやすくて物を探さなくてよくなるよね。

ADHDの原因は海馬回旋遅滞症によるものです。海馬は脳の記憶をコントロールするところです。これが障害によって記憶力が困難なり物事を忘れやすくします。

ラベルを貼ることによって苦手な記憶力をたどることをしなくてもよくなるのでADHDの方にはとても有効な方法です。

ADHDは他にも色々な特性があります。

 

ADHDの特性

引用:奇病難病・大人のADHD(注意欠陥多動性障害) | 杉江義浩OFFICIAL

ADHD(注意欠陥多動性障害)には「不注意」「多動・衝動性」による特徴があります。

多動・衝動性による特徴

男性に多いのが多動・衝動性です。ひとところに、じっとしているのが苦手だったり、一つのことに腰をすえてじっくり考えたりといったことが苦手です。

例えば会議などで長時間椅子に座っている状態。他の人が発言している最中にでも気付かないうちに貧乏ゆすりをしていたりなどという症状です。

不注意による特徴

女性に多いのがこの不注意による特徴です。注意を持続するのが難しいため集中力にかけます。

家事はマルチタスクです。洗濯機を回している間にお掃除したり、お弁当を作ったりと同時に要領よくやっていかなければなりませんよね。

確かに。特に朝はバタバタしていて忙しいから時間内に色々こなすのは障害をもってない人でも大変だよな。

ADHDの人はこの複数の者に対して集中することが苦手でミスをおこしやすいのです。

「ケアレスミスが多い。」「約束を忘れる。」「片づけができない。」「身の周りのものを管理できない。」「物をよく失くす。」「忘れ物が多い。」などもこの不注意による特徴になります。

また物事を順序だててやり遂げることができない。これは期限に遅れたりすることにもつながります。

ADHDは脳の働きの偏りが原因です。(海馬回旋遅滞症)。だらしがない。怠け者と言われても奥さん自身が悪いのではないのです。脳がそういう状態にあるということを理解してあげてください。

 

ADHDの妻と上手く付き合っていくには?

 

ADHDの人との接し方

冒頭でも述べたように、ADHDの方には家族の協力が必要になってきます。掃除をかってでたり、「一緒に片づけよう。」などと声かけをしてみてください。

あなた自身も掃除が苦手だったり時間がないのであれば、月に数回お掃除代行や整理整頓アドバイザーサービスなどを利用してみてください。

奥さんの障害を「個性」と考えましょう。色々な苦手なことはありますが他にいいところも沢山あるはずです。その良いところに魅力を感じ結婚されたのではありませんか。お互い協力して快適にくらしましょう。

ADHDの人に絶対したらいけないこと

それから、奥様とうまく付き合っていくためには以下のことに気を付けてくださいね。

・まず一番気を付けてほしいのが奥さんが片づけや掃除が、できなくても決して責めないでください。責められることによって自己肯定感が下がりうつ病などの2次障害を引き起してしまいます。

・ご主人も家事は女がするもの。という固定観念を捨てましょう。「女のくせになんで 片づけくらいできないんだ。」なんて決して言わないよう気を付けてください。

僕も気を付けないといけないな。思いやりやサポートは家族にADHDの人がいなくても大切なことだよね。

そうですね。ただそうは言っても一緒に暮らしているご家族の方はストレスも溜まりますよね。適度なストレス発散も忘れないでくださいね。

また医療機関への相談も考えてみてください。

ADHDの治療法

片づけ1つにしても、細かな注意が色々と必要ですね。でもADHDの特性は「片づけられない。」だけではありませんでしたね。同居しているご家族は日常生活において他にも多々大変なことがあると思います。当然イライラしたりもしますね。

ADHDには2つの治療法があります。薬の治療と行動療法です。

薬の治療

いま大人のADHDの治療薬で認可されているのは3種類です。「アトモキセチン」「グアンファシン」「メチルフェニデート徐放錠」とどれもADHDの症状に効果が高いといわれています。

薬の治療においてはいくつか注意してほしいことがあります。

・「頭痛」「食欲低下」「むかつき」などの副作用がある。
・ 薬はADHDを根本から治すものではない。
・ 薬は簡易的に自己コントロールの困難を改善するだけ。
詳しくは医療機関に相談してくださいね

行動療法

薬は一時的なものなので、行動療法と併用することをおすすめします。まずADHDの方自身が自分の特性を理解することが大切です。これが自己肯定感を高めることにも繋がります。

方法としては医療機関が行っている「グループ・プログラム」に参加することをおすすめします。

グループ・プログラムですか。

ADHDの人が日常生活で困っていることを、同じ症状をもった人達と話し合って共有、共感することで自分自身を理解をすることができるようになるんです。

単に知識やスキルの習得だけではないんですよ。

 

まとめ

・片付けられないのは奥さん自身の性格が理由ではない。脳の状態。

・片づけられない理由を一緒に考え簡単に片づけられるようにしてあげる。

・家事を奥さんがするものと決めつけない。

・思いやりと協力の気持ちを持って接する。

・決して奥さんを責め自己肯定感を下げる発言をしない。

・医療機関に相談してみる。

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