富士山を登るには初心者でも大丈夫?押さえておきたいポイントはここ

お役立ち情報

登山をする方であれば、一度はチャレンジしたい富士山。
私もそのうちの一人です。
今まで登った山は、生駒山、若草山、高野山、金剛山、とハイキングレベルです。

 

この程度の登山歴で、富士山に登るのは、無謀なのかな?

いえ、決して無謀ではありません。
全く登山経験の無い方でも、富士山に登ることはできます。

これから、初心者の方、登山歴の浅い方が、富士山を登る時、困った事態に陥らないように、事前に準備するもの、山の基本情報などをみていきましょう。

 

富士山の基本情報

登山シーズン

例年7月上旬から、9月上旬までとなっています。

登山ルート

ルートは、4つあります。

🔰初心者におすすめ!吉田ルート

施設が整っていて、上り下り共に、ルートの中では、なだらかな方です。
山小屋も数多く、初心者向きです。

須走ルート

上りの前半は、森林を抜けるので、深夜は物恐ろしさを感じます。
上の方は、なだらかな道なので、登りやすいです。
しかし、下りの坂道は浮石があるので疲れます。

御殿場ルート

4つの中で、一番長い経路になります。
また、トイレや救護所などが少ないため、初めての方は、避けた方がいいですね。

富士宮ルート

山頂までの道のりが、一番短いルートです。
急な坂道ではありますが、このルートも、トイレや救護所など整備されており、初心者に向いています。

トイレ

富士山でのトイレは、無料ではありません。
だいたい¥200~¥300程です。

えー!トイレって有料なの!?

富士山のトイレは、環境対応型のバイオ式になっています。
カキの殻を使って無臭にしていたり、おがくずや、木質チップを利用したりと、トイレの維持費には、莫大な費用がかかります。
そのため有料になっているのです。

基本的にお釣りはでませんので、100円玉を沢山用意しておきましょう。

山小屋

富士山には、水道がとおっていません。
雨水を、タンクに溜めて使っているので、水の量が制限されます。
そのため、山小屋ではお風呂に入ることはできません
当然ながら、水を使用する歯磨きや、メイク落としもできません。

女性や潔癖症の人には、辛いだろうな。

汗拭きシートや、歯磨きガム、クレンジングシートは必需品ですね。

 

登山道具

装備

・ザック ・ザックカバー ・ヘッドライト ・雨具 ・ストック
・トレッキングシューズ・サポーター

 

雨具はセパレートタイプで、防水透湿性の高いものを選ぶといいですよ。

富士山は、5合目の登り口は晴天でも、登山中に雨雲が通過する事が、よくあります。
雨雲に突入すると30分から1時間ぐらい、横殴りの土砂降りになります。
雨具は防寒具としても使えるので、忘れずに持っていきましょう。

また、ヘッドライトは事前に点灯するか、チェックしておきましょう。

・登山の準備費用を抑えるには、レンタル利用もおすすめです。

服装

・Tシャツ・ 長袖シャツ ・パンツ・フリース・ダウンジャケット・帽子
・サングラス・靴下・手袋

ダウンジャケットもいるの?登山は真夏だよ。

真夏といえど、ダウンジャケットは必需品です。
富士山は7合目を過ぎると、風も強くなって、寒さも増してきます。

登山者の中には、重ね着対策をしている方が多いようです。
フリースの上から袖なしジャケットを着、その上から防水フード付きのスキーウェアーを着ている人もいます。

小物

・水・携帯食・タオル・ビニール袋・汗拭きシート・歯磨きガム・救急キット・保険証
・スマホ・バッテリー・トイレットペーパー

水に関して言えば、売店で買うと、 500ml のペットボトル 1本が、 400円〜500円と割高になります。
ある程度の量の、水を持って行った方が、良いと言う方もいます。
確かに、高山病予防のためにも、水分補給は必要です。

しかし、初心者が大量の水を持って登山するのは、重くもあり、疲労の原因になります。

割高にはなるけど、山小屋ごとに小まめに購入した方がいいな

そうですね。負担にならない程度の量を持って行くことをお勧めします。

ビニール袋は、私の場合、Ziplocを持っていっているよ!
ゴミを入れたりしても臭わないし、食べかけの携帯食を入れることもできて便利!

トイレットペーパーは、残り少ないものを、芯をぬいて潰します。
そして濡れないように、ジッパーに入れてください。
そうすることで、防水対策にもなり、かさばらずに持っていくことができます。
トイレには紙がないことも多いので、必ず持参しましょう。

 

登山前にやっておくこと

予行演習

地元の低山、できれば標高差1000m程度の山に、3回から4回登って予行演習を、してみてください。
何度が登ることで、経験値も増えて、反省する点もわかってくると思います。

 

予行演習をすることで、自分の体力を再確認できるからいいかも。

確かに、「自分は、日頃鍛えているから大丈夫。」といっても、それが実際に登山時に通用するかどうかはわかりません。
トレーニングにもなるので、演練しておきましょう。

 

まとめ

  • 登山経験がなくても、前準備をきちんとしていれば、富士山を登ることができる。
  • 山開き期間は、7月上旬から9月上旬頃で、ルートにより若干異なる。
  • 初心者は、整備されている吉田、もしくは富士宮ルートがよい。
  • トイレは有料で、お釣りがでないので、100円玉を用意しておくこと。
  • 山小屋では、使える水の制限があるため、入浴・洗面・歯磨きはできない。
  • 登山準備は、費用がかさむので、高価なものはレンタルをするとよい。
  • 富士山に登る前に、体力確認とトレーニングを兼ねて、低山で何度か予行演習しておくとよい。

来年夫婦で富士山に登ります。
山小屋で入浴できないことが気になり、汗拭きシートや、シャンプーについてリサーチ中です。
富士山の登山は、しっかり準備して楽しみたいですね。

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