過ごしやすい気候になると、公園でピクニックやBBQへ行きたくなりませんか?
2020年ごろからキャンプブーム到来をきっかけにキャンプギアやBBQセットを買い集めて楽しむ方が増えてきたのではないかと思います。
当時の私はというと、いまいち魅力を感じておらずブームに乗ることはできませんでした。
都会住まいが心地よくて自然に興味ない。
暑いの寒いのイヤ!虫がでるところに行くのムリ~
さらに夫や子供たちも公園で遊びまわるより快適な部屋でゴロゴロしたりゲームをするのが大好きないわゆる「インドア一家」だったので誰も興味を示しませんでした。
しかし、キャンプブーム終了が囁かれてきた2024年の秋からキャンプに興味が出始めて家族を巻き込み計画を立ててみることに。
キャンプしてみようにもテントはおろかBBQコンロも持っておらず、必要なものをイチから集めて宿泊費や区画料など必要経費を考えると目が回りそうです。
なので、まずはデイキャンプからチャレンジしてみることにしました。
インドア一家の厳しい条件をクリアしてデビューの地に選んだABURAYAMA FUKUOKAですごく充実した時間を過ごすことができましたので、良かった点や大変だった点もシェアしたいと思います。
インドア一家が屋外BBQをしようと思ったワケ
我が家が今さらキャンプを始めようと思った理由は2つあります。
1つ目は「私が自然に囲まれたくなったから!」
都会大好きで虫が苦手な私が、年を重ねてくると心が自然を求めるようになり日常の喧騒から離れて過ごす時間が必要だと感じるようになりました。
木漏れ日の下で川のせせらぎを聞きながらゆったりコーヒーを飲みたいな
なんと自己中心的な動機でしょう(笑)
2つ目は「子ども達に自然を感じてもらいたい!」
お部屋でゴロゴロが大好きな子供たちは放っておくと1日中ゲームやYoutube漬けで、天気が良いのにお日様も浴びないものだからもったいない気がしてしまいます。
少しでもゲームなどから目を離し自然を感じてもらって、火起こしなどキャンプの基礎知識くらいは身に着けてもらいたいなと思いました。
家族会議をした結果、この条件をクリアするところでキャンプデビューをすることになりました。
- 博多から車で30分程度の距離にあること
- 食材の持ち込みができる
- 区画使用料金5,000円以内
- トイレが綺麗
- 区画間の距離が遠い
そもそもキャンプが好きではない人が決めている条件なのでなかなか厳しめ。
家族でBBQならその辺の公園や河川敷ですれば良いのでは?と思われた方も多いでしょう。
残念ながら福岡市って気軽にBBQできる場所が少なく、BBQ専門店で場所代を払ったりちょっとお高め食材セットを買わないといけなかったりするんです。
無料でBBQできる場所は人が多すぎてイヤ
設備が整っているところは食材の持ち込みが出来ない上に区画利用料も予算オーバーで、区画間が離れた場所を選ぶとリーズナブルな価格で使用できるが設備面で条件をクリア出来ず場所決めにかなり時間がかかりました。
「もうここしかない!」ということで決まったのがABURAYAMA FUKUOKAにあります「森のBBQ場」でした。
ABURAYAMA FUKUOKAについて
ABURAYAMA FUKUOKAはかつて「も~も~ランド・油山牧場」として親しまれ、乳しぼり体験や乗馬体験など福岡市内にありながら自然を堪能できる場所でした。
そこが昨年大規模リニューアルをして誕生したのがABURAYAMA FUKUOKAです。
いままであった牧場はそのままに、キャンプ場やアウトドアブランドのSnowPeak店舗が入っていて、当日に持ってくるのを忘れたものがあればその場で買うことも出来ますよ。
スノーピークが経営するキャンプ場「スノーピーク油山福岡キャンプフィールド」は九州でここだけです。
今回私たちが使ったのは施設内でBBQが楽しめる「森のBBQ場」です。
設備が整っているのでテントもテーブルセットもない我が家にとって大変ありがたい環境でしたよ。
施設の住所や料金プランはこのようになっています。
施設名 | ABURAYAMA FUKUOKA 森のBBQ場 |
住所 | 福岡市南区桧原855-4 |
電話番号 | 080-1789-9268 |
区画利用料 | 3時間 2,200円 7時間 4,400円 |
利用時間 | 3時間プラン 10時~or14時~ 7時間プラン 10時~17時 |
利用時間は、準備や片付けにかかる時間を考えると3時間プランでは不安があったので7時間プランで予約をしました。
時間が足りなくなって困るより良いよね。
森のBBQ場の良かった点や大変だった点をインドア一家のキャンプ初心者の視点で考えてみました。
雨の日も安心
森のBBQ場は屋根付きの場所が多いので雨の日でも安心して楽しめますよ。
設置されているブースは全部で7種類18区画でした。
「~ハウス」とついているのは屋根付きで、「~サイト」になっているのは屋根のない場所になっています。
屋根のない場所は森の木漏れ日をタープにしてより自然に囲まれている感じがステキでしたよ。
引用元:ABURAYAMA Fukuoka
今回私たちが選んだのは「パークハウス」でした。
屋根もしっかりしているでしょう?
目の前に広場があるので、小さいお子様も広場で遊びながらのびのび過ごせるとおもいます。
場内でボール遊びは禁止されているので注意してくださいね。
トイレが綺麗
BBQ場やキャンプ場で一番気がかりなのはお手洗いの環境ではないでしょうか。
屋外の公衆トイレは和式が多くて子供たちが使い慣れていなくて苦労するし、トイレットペーパーがない場所もあるしとにかく不便で使うのを避けちゃいがちです。
うちの家族はトイレに対する採点基準が非常に高く、トイレが綺麗な場所を探すのにとても苦労しました(笑)
しかし、ABURAYAMA FUKUOKAはリニューアルしたばかりなのでトイレが綺麗なんですよ!
お写真を撮るのを忘れてしまいましたが、水洗洋式トイレで手洗い場も広く使いやすかったです。
トイレが近いブースが良いのであれば、管理棟近くの「ウッドハウス」か「パークハウス」にしましょう。
持ち込み&手ぶらどっちもOK!
今回のBBQデビューは道具集めから楽しみたかったので、道具や材料は持参して行きました。
飽き性な私はこの衝動もいつまで続くかわからないので、小さく始めようと揃えた道具はこちらです。
BBQコンロ | 5,000円 |
炭 3kg | 500円 |
着火剤 | 300円 |
メスティン | 800円 |
アルミプレート | 100円 |
ステンレスカップ2個入り | 700円 |
除菌シートなど | 500円 |
熊よけのスズ | 100円 |
初期費用 合計 | 8000円 |
アウトドアブランドのキャンプギアの方が便利なものが多いでしょうが、私たちは初めてなのでディスカウントストアや100均で揃えて、調理器具や食器は紙皿や台所のを使うなど余計な物は買わない様にています。
目標は安全に肉を焼いて上手にお米を炊くこと!
道具を最小限にしたものの、大人2人・小学生2人の4人家族分の食材を積むと大荷物になってしまい、前準備や車への詰め込みが大変でした。
私たちはそれも楽しみのひとつにしていたので全然良いのですが、身軽に行きたい時は手ぶらでBBQしちゃいましょう!
WeberのBBQグリルをレンタルできて、食材セットも注文出来ますよ(要予約)。
お肉は福岡の高級焼肉店「ヌルボン」のを用意しています。
屋根付きの「ハウス」ブースには流し台があるので、道具を持ち込みされた方は流しで汚れを落としてから帰れるので便利ですよ。
私たちは水洗いのみでしたが、洗剤でしっかり洗って帰りたい人は持参しておきましょう。
ABURAYAMA FUKUOKAの更にすごいところは、ゴミを回収してくれるところ。
区画利用料の中にごみ処理代(200円)も含まれておりBBQを楽しんだ後にゴミを持ち帰る必要もありません。
チョット大変だったことも…それがキャンプ
駐車場から徒歩10分
ABURAYAMA FUKUOKAの最寄りの駐車場から森のBBQ場まで距離があり、歩いて10分ほどかかりました。
敷地内のキャンプ場を借りている方は車の乗り入れができるのですが、BBQ場のみ利用の際は歩くか場内巡回車を使って会場へ行くしかありません。
足腰が心配な方は巡回車で移動した方が良いかも
巡回車は10人乗り程度のワンボックスなので、手ぶらで来ている方は車に乗って移動が出来ますが、持ち込んでいる方は道具を載せるスペースがないので歩いていくことになります。
やはり山中にあるBBQ場だけあって坂が多いのでかなり体力消耗します。
しかしこれも日頃の運動不足解消のきっかけになるし、山の空気を感じながら歩いた時間はとても楽しいものでしたよ。
管理棟からブースまでの激坂
駐車場から大荷物を引きながら歩き、管理棟で受付を済ませ会場へ向かうのですが案内された場所をみると45度はあるであろう激坂が!!
森のBBQ場は油山登山道にできており、BBQをする人と登山を楽しむ人が行きかう場所になっています。
登山の方は身軽ですが、私たちはBBQセットを引きながら激坂を登るわけです。
家族4人でキャリーを引きなんとか「パークハウス」へ到着しました。
ここでもまだ近い方で、「ブリッジハウス」を選んだ方はさらに上へ登ることになります。
車いすやベビーカーをご利用の方は
スロープで行けるユニバーサルハウスを選びましょう。
私たちは、「次ここに来る時は道具を借りて食材だけ持って行こうね」と話しました。
道具のレンタルを頼んだ方は会場に設置されているので身軽になり便利ですよ。
区画間が近い
森のBBQ場の唯一の難点は区画間が近くなってしまうことでした。
ここが始めに家族が出していた条件をクリアできなかったところです。
各ブースにテーブルが埋め込まれているので移動は難しく、間隔は約1メートル。
ちょっと大きめに会話すると聞こえちゃう距離感なので気を遣ってしまいますよね。
ただ、これは陰キャでインドア派の我が家族だからこそ他グループと近いと恥ずかしいし、自分たちのキャンプ技術に自信がないから悩む話だと思っています。
ママ友家族などでBBQをする時は程よい距離感で楽しめるし、スピーカーで音楽を鳴らしたり大声をだすなど迷惑行為さえなければそこまで気になる距離感ではありませんよ。
BBQのあとは思い切り遊べちゃう
引用元:ABURAYAMA FUKUOKA
始めて子連れBBQへ行って感じたのですが、BBQで子供たちが楽しんでくれるのって火起こしから肉が焼けて満腹になるまでなんですね。
慣れない準備やお肉の焼け具合に右往左往し、ようやく落ち着いてコーヒーでも飲めるかと湯を沸かし始めた頃に子供たちから「もう遊びに行っていい?」と退屈サインが。
そんな時でも大丈夫なのがABURAYAMA FUKUOKAのいいところ!
フォレストアドベンチャーで思い切り遊べますよ。
その他幼児の遊具スペースや牧場散策で動物を見に行くこともできますので朝から夕方まで楽しめます。
我が家は小学校中学年&中学生の子ども達なので遊具スペースや牧場よりもフォレストアドベンチャーでスリル満点アスレチックの方が楽しかったようです。
100メートルのジップスライドはスリル満点!
車で15分のところにスーパー銭湯もあるから
帰りに寄ってリフレッシュ出来ました。
まとめ
- 福岡でBBQするならABURAYAMA FUKUOKAがおすすめ
- ABURAYAMA FUKUOKA森のBBQ場は福岡市中心地から車で30分程度で行ける好立地にありながら喧騒を忘れる自然に溢れた場所にあるので行きやすい
- 設備が新しく水回りが綺麗で使いやすいので安心できる
- BBQのあとはフォレストアドベンチャーで遊んじゃおう
火起こしすらしたことのない程BBQ初心者の家族がABURAYAMA FUKUOKAで無事に楽しくデビューを果たしました!
私たちは余裕を持って7時間プランで予約をして、11時スタートしましたが15時にはお腹いっぱいになり16時には退場できました。
「自然あふれる場所で美味しいコーヒーを飲みたい」という私のワガママに付き合わせた形でのスタートでしたが、結果的に子供たちは日中ゲームやスマホを見ることなく楽しんでくれました!
更に普段は仕事ばかりで子供たちとのコミュニケーションが少ないパパが子供たちと共同作業やアスレチックで身体を動かしてしてカッコイイ一面を見せる良いきっかけになったようです。
少々寒くても焚火で暖をとりつつ遊べるのがキャンプのいいところですよね。
紅葉が色付く季節や春の暖かい時期にABURAYAMA FUKUOKAへ出かけてみて下さい。
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