赤ちゃんの動物園デビューを考えているけど、いざお出かけするとなると
「授乳室やオムツ替えのスペースはあるのかな?」
「ベビーカーは借りられる?」
「ぐずった時に立ち寄れる休憩所はあるのかな?」
など、赤ちゃん連れならではの心配なことが多いですよね。
初めての動物園だから、行く前に必要な情報をチェックしておきたい…。
うちの息子は先日6か月になり「そろそろ動物園デビューしてもいいかな?」と考え、平川動物園に家族で行ってきました!
快適に過ごせましたし、息子も無事楽しく動物園デビューをすることができたんです。
今回は平川動物園の赤ちゃん連れにも安心な設備やサービスについて、また実際に行ってみてどうだったのか我が家の体験談をお伝えしていきますね。
平川動物園の基本情報
平川動物園は正式には「鹿児島市平川動物公園」という名称で、九州で唯一コアラが見られることで知られており、県内外からたくさんの人が訪れる人気の動物園です。
鹿児島県で動物園といえばココですよね♪
私自身も小さい頃から家族で訪れていた思い出深い場所です。
およそ32ヘクタール(東京ドーム約7個分!)という広大な敷地の中に、ホワイトタイガーやレッサーパンダなどの人気の動物を始め、約130種類の動物たちが生活しているんですよ。
園内はとても広いので、あらかじめ見るコースや動物を決めてから行くのが良いですよ。
また動物園の隣には小さな遊園地も併設されており、1回50~100円で乗り物に乗れるので、動物園と合わせて多くの子どもたちに人気なんです。
数年ごとにリニューアルを繰り返し、進化を続けながら、昔も今もたくさんの人が1日中楽しめる場所になっています。
- 住所:鹿児島市平川町5669-1
- 電話番号:099-261-2326
- 開園時間:午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)
- 休園日:12月29日~1月1日
- 入園料:一般500円/小・中学生100円/幼児無料
- アクセス:鹿児島中央駅から国道226号線を経由して南へ約15km(所要時間35分)
- 駐車場:有(630台)
- 駐車場料金:普通車・軽自動車200円/大型車400円
赤ちゃん連れにも安心の設備とサービス
授乳室とオムツ替えスペース
授乳室は園内に6か所あり、待つことなくスムーズに利用できます。
全て個室になっており、ベビーベッドや授乳用ソファなど必要なものが設置されていますよ。
- オーストラリアゾーン
- 白鳥池レストハウス
- どうぶつ学習館
- インドの森ゾーン
- 遊園地内のりものコーナー内
- 食堂
オーストラリアゾーン・白鳥池レストハウス・どうぶつ学習館・インドの森ゾーンにある4つの授乳室は水道・給湯器設備があるので、手を洗ったりミルクの調乳をすることができます。
また食堂内の授乳室には給湯器設備はないものの、スタッフさんに声をかければお湯をもらうことができますよ。
オムツ交換台は11か所ある園内のすべてのトイレに設置されています。
広い園内だからこそ、どこのトイレにオムツ交換台があるのか確認しなくて済むのは助かりますよね♪
動物園に到着したら、どうぶつ学習館で最初にオムツ替えや授乳を済ませるのがおすすめです。
入場ゲートから入って右側に2分ほど歩くと白雪姫の時計台があり、どうぶつ学習館はその奥にありますよ。
2016年の園の全面リニューアルとともにオープンした施設なので、こちらの授乳室やオムツ替えスペースは比較的新しいですし、園内の赤ちゃん用設備のなかで冷暖房が完備されているのはここだけなんです。
快適な空間で安心して授乳やオムツ替えをすることができますよ♪
ベビーカーの貸出あり
ベビーカーは300円でレンタルをすることが可能です。
貸出場所は入場ゲートにある受付なので、入園と同時にレンタルできますよ。
公式ホームページには「乳幼児用」としか記載がないのですが、実際現物を見てみると両対面式のAB型ベビーカーでした!
シートはフルフラットにできますし、車輪もオート4輪だったりと機能面がとても充実しており「1日300円でレンタルはかなり破格なのでは…!?」と感じました。
動物園の貸出のベビーカーってだいたい7か月からの簡易なB型のみが多い印象だけど、低月齢の赤ちゃんでも乗れるもの用意されているのは嬉しい☆
ただ、こちらは先着順で5台のみなので、レンタル希望の場合は開園直後に借りることをおすすめします!
園内バスはベビーカーで乗車もOK♪
平川動物園は敷地がとても広い上に、坂道もかなり多いんです。
ベビーカーに乗せていても赤ちゃんを連れての移動は疲れてしまうので、無料の園内バスを利用するのがおすすめですよ♪
運行時間は15分間隔で外周コースと内周コースの2つのコースが日替わりで運行されています。
乗降場はどうぶつ学習館・オーストラリアゾーン・ふれあいランドの3ヵ所にあり、このうち入り口から一番近いのがどうぶつ学習館前のバス停です。
その他、降車のみのバス停が6ヵ所あります。
もちろん、ベビーカーも畳んで載せることができますよ。
バスの運転手さんも優しく声かけしてくれるので、赤ちゃん連れでも安心して利用することができます♪
休憩施設が豊富!
園内には至るところにベンチや屋根付きの休憩所があるので、歩き疲れたり赤ちゃんがぐずってしまった時でもすぐに立ち寄って休憩することができます。
ベビー専用の設備ではないけれど、休めるところがたくさんあるのは赤ちゃん連れにうれしいポイントですよね。
芝生のエリアも休養広場とインドの森ゾーンの2か所にあるので、お昼時には持参したお弁当をレジャーシートの上で食べるのもおすすめです!
天気のいい日に芝生エリアで休憩すると、赤ちゃんも大人もリラックスして過ごせそうだね♪
そしてアフリカの草原ゾーンとインドの森ゾーンの2ヶ所には、なんと足湯の休憩所があるんです!
動物園内に足湯があるのは全国でここだけだそうで、温泉県である鹿児島らしい設備ですよね(笑)。
赤ちゃん連れとなるとなかなか入ることができませんが、子どもが大きくなると走り回ったりしてゆっくりできないので、逆に今のうちしか入れない可能性もありますよね。
次回、チャンスがあれば足湯で休憩してみようかな。
我が家の平川動物園レポ
私たちは土曜日の午前中、開園時間とほぼ同時に到着しましたが、すでに駐車場には多くの車が停まっており、多くの家族連れがメインゲートの前で開園を待っていました。
しかし入場すると園内が広いためかそれほど混雑を感じることはなく、ベビーカーを押しながらでもスムーズに移動できたので安心しました…!
それでは、息子の動物園デビューの体験談を、動物園の見どころも交えてお伝えしていきますね。
アフリカの草原ゾーンは圧巻の景色!
入園ゲートをくぐるとすぐ、目の前にはアフリカの草原ゾーンが見えてきます。
背後に見える桜島をキリマンジャロ山に見立てた草原には、キリン・シマウマ・サイなどがのんびりと過ごしています。
まるでアフリカのサバンナを切り取ったかのような景色は雄大で、誰しもが惹きつけられますね。
しばらく景色を眺めていると、たまたまキリンが近くに来てくれました!
大人たちは間近で見ることが出来て大興奮でしたが、息子はおっかなびっくりでキリンを見つめていました(笑)。
新しく生まれ変わったコアラ館
平川動物園で一番人気の動物と言えばコアラですよね。
一番人気のコアラは、ぜひ見ておきたい♪
どうぶつ学習館でオムツ替えなどを済ませたあと、学習館前にあるバス停から園内バスに乗ってコアラ館に向かいました。
コアラ館は2021年3月に大きくリニューアルしたばかりなんです。
今までガラス越しでやや遠くから眺める展示方式でしたが、リニューアル後は隔てるものがなくなりコアラをより近くで見られるようになりました。
コアラは昼間はほとんど寝ている動物なので、見るなら午前中がおすすめです!
ユーカリの葉っぱを食べたり、木から木へジャンプして移動したりする姿が見られましたよ。
息子にも活発に動くコアラを見てもらうことができました♪
ふれあいランドは赤ちゃんに最適♪
コアラ館をあとにしてインドの森ゾーンを抜け、ふれあいランドまで歩いて向かいました。
ふれあいランドにいるのは、ウサギ・モルモットなどの小動物やヒツジなどおとなしい動物ばかりなので、赤ちゃんに見せるのに安心感があります。
現在は新型コロナ対策で動物とふれあうことはできませんが、可愛らしい動物を間近で見る事ができますよ。
息子はウサギをじーっと見つめたり、柵の中を歩くヒツジを目で追ったり、ふわふわもこもこの動物たちを初めて見て興味津々な様子でした♪
ふれあいランドを一通り見終わった後は園内バスに乗って入り口方面に戻ることにして、バスを待つ間に少し座って休むことにしました。
ふれあいランドにはバス停を中心に屋根付きの休憩所やトイレ、飲み物や軽食を買える売店もあり、休憩するにはもってこいのエリアですよ。
子どもたちにも大人気のホワイトタイガー
最後に、ふれあいランドからバスに乗車しどうぶつ学習館前で降りて、バス停の近くにある野生のイヌ・ネコゾーンへ向かいました。
息子は寅年生まれなので、干支の動物は見せてあげたかったんです♪
ゲージは1方向だけ柵ではなくガラス面の観覧エリアになっており、ホワイトタイガーをさえぎるものなく見ることができます!
かっこいいホワイトタイガーは大人気で、ガラスの観覧エリアの前は家族連れでやや混み合ってはいるものの、少し待てばちゃんと見られる状況でしたよ。
のっしのっしと歩くホワイトタイガーを近くで安全に見ることができ、息子も大興奮でした!
食堂は赤ちゃん連れでも入りやすい!
あらかじめ決めておいたコースを全てまわり、最後に昼食を食堂でとることにしました。
食堂は、入場ゲートに向かって左側の建物の2階部分にあります(1階部分はおみやげの売店になっています)。
2階へは階段のほかにエレベーターもあるので、ベビーカーでも上ることができますよ。
食堂には「鹿児島鶏からあげ定食」などの鹿児島らしいご当地メニューと、食堂の前にあるアフリカの草原ゾーンにちなんで「チキンムアンバ」といったアフリカンメニューが揃っています。
時間はちょうど正午ごろでしたが、席は半分も埋まっておらず、そこまで混み合っていませんでした。
通路も幅が取られており、ベビーカーで入店しても問題なく食堂内を移動できましたよ。
食堂に置いてある子ども用のイスは、まだおすわりの安定しない息子は利用できなかったため、ベビーカーをテーブルに横付けして利用しました。
他にも赤ちゃん連れのファミリーが何組かおり、入りやすい雰囲気で、安心して食事することができましたよ♪
ちなみにこの時息子はまだ離乳食初期だったため、離乳食はお休みして食事はミルクのみで済ませました。
離乳食は食堂にも持ち込みOKですが、温めたい場合は電子レンジはなく湯煎でしか温められないので注意してくださいね。
まとめ
- 平川動物園は九州で唯一コアラが見られて家族連れにも人気
- 授乳室は園内に6か所・オムツ交換台は全てのトイレに完備
- どうぶつ学習館の授乳室が一番設備が整っていておすすめ
- 300円でレンタルできる貸出ベビーカーは機能の充実した両対面式
- 広い園内を回るにはベビーカーもOKの園内バスの利用がおすすめ
- 園内には屋根付き休憩所やベンチ・足湯など休憩施設が豊富
- 動物を間近で見られる展示方式で赤ちゃんも大人も楽しめる♪
- 小動物メインのふれあいランドは赤ちゃんに最適
- 食堂は赤ちゃん連れでも利用しやすい♪
「生後6ケ月でも楽しめるのかな」と不安もありましたが、普段見ることのない動物たちを前に息子もとてもうれしそうでした!
コアラやホワイトタイガーを始めさまざまな種類の動物がいることはもちろん、赤ちゃん連れにやさしい設備やサービスのおかげで、動物園デビューでも安心して楽しめましたよ。
まだ赤ちゃんだから…と躊躇することなく、家族でぜひお出かけしてみてくださいね!
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