妊娠が判明して喜んだのも束の間、すぐに悩まされることになるのが妊娠に伴うマイナートラブルですよね。
マイナートラブルとは言っても、結構苦痛だよね…
中でも私が一番悩まされたのは骨盤の前の方の痛み、「恥骨痛」でした。
痛みはお腹が大きくなるにつれて増し、歩いたり姿勢を変えるたびに起こるようになってしまいました…。
でもこの恥骨痛、産院に相談してある対策をおこなったことで症状がかなり軽減されたんです!
他の不調も改善されていいことづくめ!
私の体験談と効果的だった対処法をご紹介したいと思います。
恥骨痛とは?
恥骨(ちこつ)とは、下腹部のアンダーヘアの近くにある骨で、左右合わせると縦横10cmほどの大きさがあります。
そして、左右の恥骨は恥骨結合と呼ばれる軟骨でつながっています。
妊娠が進むとこの恥骨が痛くなりやすく、特に臨月になると二人に一人は恥骨痛を感じるといわれているんです。
また、産後に恥骨が痛くなる場合もありますよ。
妊婦さんの恥骨痛は、人によってチクチクしたりズキンと感じたりとさまざまみたいですね。
私の場合は妊娠中期の5ヶ月頃から恥骨痛に悩まされました…
恥骨痛の原因は?
恥骨痛は、
- 妊娠中に分泌されるホルモンの作用で骨盤の周りの筋肉などが緩み、骨盤が緩むこと
- 子宮が大きくなることで骨盤が圧迫されること
によって恥骨結合に負荷がかかることで起こります。
もともと腰痛のある人や骨盤の位置がずれている人、恥骨が出っ張っている人は恥骨痛が出やすくなるみたいです。
私も恥骨は出っ張っているほうなので、もともと骨盤が傾いていたんですね…
臨月が近くなると恥骨痛を感じる妊婦さんが多いのは、赤ちゃんが大きくなるからなんですね。
ちなみに、産後の恥骨痛は、妊娠中とは違って出産によって恥骨結合が開くことでおこりますよ。
私の体験談
はじめに私の情報を簡単にご紹介します。
最初に違和感があったのは、妊娠初期(妊娠11〜13週)頃。
歩くと尾てい骨の辺りがカクカクする感じがして、中期の妊娠5ヶ月(18週くらい)までこの感覚があり「なんだろう?」と思っていたんです。
恥骨痛が始まったのも妊娠中期の18週頃からでした。
最初は立ち上がる時や歩く時に恥骨を内側から押されるような圧迫感に似た痛みを感じたんです。
それが週数が進むにつれて次第に鋭い痛みになっていき、寝ている姿勢から起き上がる時や寝返りを打ったり、横向きに寝ている時も痛むようになってしまいました…。
体を動かすたびに痛むので、かなりつらかったのを覚えています(泣)。
この恥骨の痛みは産後10日くらいまで続きました…。
さらにつらかったのは、こちらも妊娠中期頃から出てきたお尻の穴の痛み。
もともとお尻が冷えやすく痔の兆候はあったのですが、痛んだことはなかったので痔ってこんな痛みなのかな?と驚きました(汗)
お尻は特に立ちっぱなしで家事などをしている時に痛かったです…。
骨盤ベルトを使う対処法
産院で勧められたのはトコちゃんベルト
さすがに恥骨痛がつらかったので、私は妊婦健診の際に相談してみることにしました。
そこで助産師さんに勧められたのは「トコちゃんベルト」!
トコちゃんベルトは、有名な骨盤ベルトで三つの種類があります。
- トコちゃんベルトI…恥骨(体の前側)の痛みに効果的、装着には助産師さんなどの指導が必要
- トコちゃんベルトII…お尻や腰、背中(体の後ろ側)に痛みに効果的
- トコちゃんベルトIII…骨盤のゆがみを整えるが妊娠中は使えない
恥骨と骨盤の後ろ側の両方に痛みがある場合は、トコちゃんベルトIIとアンダーベルトの併用がおすすめ!
調べてみると、病院で勧めているだけあって「効果を実感した」、「恥骨痛が改善した」というレビューがたくさんついていましたよ♪
私が行った対処法
実は、調べていて「トコちゃんベルトIの装着には助産師さんなどの指導が必要」と書いてあるのを見て、私は「効果は期待できそうかもしれないけど面倒な商品だな〜」と思ってしまったんです。
なので、できたらトコちゃんベルト以外の骨盤ベルトがないかな…と思って見つけたのが犬印本舗の骨盤ベルト「なが〜く使えるマタニティベルト」でした。
この商品を選んだのは、妊娠中から産後まで使えることと、商品の紹介ページに「恥骨痛」の文字があったのが決め手でした。
私は妊娠6ヶ月(20週頃)からこの骨盤ベルトを着け始めました。
装着するのは骨盤の位置なので着けるのに少しコツが要りますが、骨盤ベルトをしっかりと締めて装着すると恥骨痛はかなり軽減され、さらに嬉しいことにお尻の痛みも無くなったんです♪
私の場合妊娠期間が冬だったので、腹巻きや腹巻きパンツを着けてさらに骨盤ベルトを巻くという重装備(笑)になりましたが、骨盤ベルトは、私の妊娠生活には欠かせないものになりました。
骨盤ベルトは妊娠中の不安定になりがちな骨盤の状態を整えてくれるので、恥骨が痛くなくても腰が楽になったりお腹が張りづらくなるなどメリットがたくさん!
私はLとLLで迷った末にLLサイズを購入しましたが、毎回結構しっかりと締めないといけなかったので、Lでもよかったかもしれないなと思いました。
ちなみに、妊娠前のショーツやパンツのサイズはMでしたよ。
他にできることは?
骨盤ベルトの他にも、妊娠中にできる恥骨痛の対処法があります。
これから紹介する対処法はほとんどが特別な道具を使わずにできるので、意識的にやってみるだけでも効果が期待できますよ♪
すぐに実践できるのは嬉しいね!
では、さっそく見てみよう!
姿勢を整える
正しい姿勢を意識することで、骨盤への負担を減らし痛みを緩和することができますよ。
猫背や反り腰になっている場合は、ストレッチなどで意識的に改善しましょう!
座る時には骨盤を立てることを意識し、できるだけクッション性のあるものの上に座ると良いですよ。
足を組んだり横座りはせずに、正座やあぐらをかくのがおすすめ!
寝る時は、クッションを足に挟んだシムスの体位(左手が下になるように横になり、右足を曲げて前に出した姿勢)が痛みを和らげるのに効果的です。
恥骨痛の改善にも姿勢って大事なんですね。
お腹を持ち上げる
大きくなった子宮を持ち上げてあげることでも、骨盤への負荷を減らし、痛みを和らげられますよ。
骨盤ベルトがなくても、仰向けに寝た姿勢で妊婦帯を巻くことも効果的。
仰向けに寝て膝を立て、腰の下にクッションなどを入れて15cmほど持ち上げた骨盤高位の姿勢をとることでも骨盤への負担を減らせますよ!
仰向けの姿勢は5分から10分ほどにして、気分や体調がすぐれない場合は中断してね。
体をあたためる
体をあたため、血流をよくすることも大切ですよ。
お風呂でしっかり温まったり、恥骨部分をカイロなどで温めることで痛みを和らげられます。
それから、ウォーキングなどの軽い運動やマッサージもおすすめ!
腰を回すことで骨盤まわりの筋肉をほぐしたり、足の付け根(そけい部)をさするようにマッサージすることでも痛みを和らげる効果が期待できますよ。
恥骨のまわりをほぐしたり温めるといいんだね♪
まとめ
- 恥骨痛とは骨盤の前方にある恥骨の痛み
- 恥骨痛の原因は骨盤周辺の筋肉などが緩み、さらに子宮によって圧迫されて恥骨結合に負担がかかること
- 私の場合、妊娠中期から恥骨痛やお尻の痛みが出てきた
- 産院から勧められたのは骨盤ベルト
- 有名なのは「トコちゃんベルト」だが他の骨盤ベルトでも十分効果はあった
- 私の場合骨盤ベルトで痔の症状も改善された
- 他にも、姿勢を正したり、お腹を持ち上げたり、体をあたためることで恥骨痛を和らげることができる
歩いても寝ていてもつらい恥骨痛ですが、骨盤ベルトを正しく使うことでその症状を改善できました。
さらに、骨盤ベルトを使わずにできる対処法もたくさんあります!
せっかくのマタニティライフ、苦痛は少しでも減らして今しかない特別な時間を楽しみましょう♪
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