2020年、よく耳にするようになった“脱プラ”という言葉をご存知でしょうか?
プラスチックによる環境への影響が問題視されている今、プラスチックで溢れた日常から、脱!プラスチックということで日本でも本格的に脱プラに向けて取り組み始めています。
私たちが日頃から手に取るペットボトルもプラスチックのカタマリです。
地球の未来を考え脱プラの一環として、ペットボトルを持ち歩くのではなく、マイボトルを持ち歩くことで、地球にもお財布にも優しくメリットがたくさんあるんです。
脱プラとは?
そもそも最近良く聞く”脱プラ”とは、具体的に何なのかご存知ですか?
プラスチックゴミによる環境問題が、世界中で大問題になっています。
私達の日常にあふれているプラスチックは、自然に分解されず、プラスチックのまま残ってしまいます。
ペットボトルなど、色々なプラスチック製品がポイ捨てされたり処理をされないと、海へ流され海洋プラゴミになります。
海洋のゴミのほとんどがプラスチックなのです。
今からおよそ30年ほど経った時の地球では、海の中で生きる魚よりも、プラスチックゴミの数が上回ってしまうと言われています。
考えただけで恐ろしいですね。
砂浜に打ち上げられているゴミや道端に転がっているペットボトルやビニール袋を目にしますよね。
あれはほんの一部に過ぎず、広い海には計り知れない量のプラスチックゴミがあるんです。
また、魚がプラスチックを食べてしまうことがあります。
そのプラスチックを食べた魚を、私達は知らずに食べてしまっているかもしれません。
このようなプラスチックによる影響をこれ以上深刻化しないためにも、できる限りプラスチックを削減させるべく、使わない、新たに作らない、という働きかけを”脱プラ”と言います。
日本全国一律でレジ袋の有料化がスタート
2020年7月1日から日本全国一律で、レジ袋の有料化が義務付けられましたね。
主にスーパーやドラックストアを頻繁に利用する人や環境問題に目を向けている人は、レジ袋の有料化の前からエコバックを利用している人も多かったと思います。
しかし、コンビニなどではエコバッグを使うイメージってありませんでしたよね。
確かに、勝手なイメージはあるけれど、エコバッグは主婦が持っているイメージがありますね
若者や一人暮らしのサラリーマンはエコバッグを使っている人が少なそう
全国一律で、コンビニを含めるすべてのお店が対象になったことで、”レジ袋が有料”・”エコバッグを使う”という意識が一気に広がりました。
日本全国でエコバッグが普及しましたね。
レジ袋を持ってコンビニから出てくる人をあまり見かけなくなりました。
ちなみに私は、エコバッグを2個ゲットして車に常備しています♪
日常で一番利用することの多く身近に溢れているプラスチックは、レジ袋とペットボトルです。
脱プラによってレジ袋からエコバッグという常識に変わりましたね。
そうなるとペットボトルからの脱プラは、”マイボトル”を持ち歩くことです。
マイボトルを持ち歩こう
“マイボトル”つまり水筒を持ち歩いて、脱プラに貢献していきましょう。
そして、これから排出するペットボトルのゴミを減らしましょう。
マイボトルにするメリット
- 脱プラでエコ
- 節約できる
- 無料で給水できる
- 自分の好みの飲み物を持ち歩く
- おしゃれで持ち歩きやすいサイズも種類豊富
ここからマイボトルのメリットをざっくり上記の5点、紹介していきます
脱プラでエコ
街中に溢れているコンビニや自販機で、いつでもどこでも気軽にペットボトルの飲み物を買うことができます。
非常に便利ですよね。
その便利さが当たり前になってしまうと、わざわざボトルに飲み物を入れて持ち歩くのは面倒だし邪魔だ、と感じてしまうかもしれません。
しかしその概念を取り払って、これから生きていく地球の未来を考えて、エコの為に持ち歩くという意識に変えていくことが大切です。
ひとりひとりが意識を変えて、購入するペットボトルを減らしていけば、地球から新たにでるペットボトルのゴミも減っていきます。
まさに”チリツモ”ですね。
節約できる
飲み物は購入するとだいたい100〜200円位かかります。
スーパーやドラッグストアはコンビニや自販機で購入するより多少は安いものもありますが、それでも80円以上はします。
1本の単価は大したこともなく感じるお値段ですが、1年で考えると結構な出費です。
1日500mlの飲料を1本としても、1年間で4万円近くかかることになります。もちろん、1日500mlを1本だけでは足りません。そうなると、年間4〜10万円近くかかっているんです。
マイボトルにすれば、お茶やコーヒーなど自宅で作る手間はかかりますが、相当節約になります。
例えば、お茶を飲むのであれば、茶葉や粉末のお茶はスーパーなどでも安く購入できます。
100gで安くて300円前後で売っています。
10gで500mlペットボトルを2本分くらいのお茶を作ることができます。
こうして比較してみると、ペットボトル2本を買う時にかかる値段で、20本分のお茶を作ることができますね。
飲み物は生きていく上で必要不可欠な存在です。
飲み物を買うのを抑えて節約するよりも、経済的です。
茶葉をパックにして分けて置くけば、忙しいときも、ポンとお茶パックを入れるだけでOKです。
ボトルを購入するときは、多少は値段が張るものもありますが、繰り返し長く使えますし、飲料の単価で考えても、すぐにもとを取ることができます。
無料で給水ができる
マイボトルをを持ち歩くことで、無料で水を提供してもらえるんです。
mymizuというアプリで、日本中の給水所を探すことができます。
自分の現在地の近くにある給水施設を教えてくれて、自分がどれくらいのペットボトルを削減できたかがアプリで表示されるアプリです。
IKEAや無印良品でも給水のサービスが導入されています。
最近では、芸能人やインフルエンサーなども、マイボトルを利用している姿をSNSでよく見かけます。影響力のある人達がやっていれば、どんどん人々の意識も変わっていくことでしょう。
マイボトルで、節約もできて無料で給水もできる、まさに一石二鳥ですね。
自分の好みの飲み物を持ち歩く
お茶でもコーヒーでも紅茶でも、自分の好みの味に調整して、お気に入りの味を持ち歩けます。
紅茶屋さんやコーヒーショップで、お気に入りのコーヒー豆や茶葉を買って、自分の好きなようにアレンジして楽しむこともできます。
お茶もコーヒーも香りはどれもいいですし、作っている段階でも香りでリラックスできて、毎日の楽しみになるかもしれませんね。
また、ボトルは保温・保冷の機能性のボトルもたくさんあるので、常に冷たい温度、常に温かい温度と、自分の好みの飲み物の温度を保ってくれます。
ペットボトルの飲み物は、買ったときはキンキンに冷えててもぬるくなってしまうし、寒い季節に温かいお茶を買ってもすぐに冷えてしまいますよね。
ペットボトルには叶えられなかった”温度を保つ”ということを叶えてくれるんです。
おしゃれで持ち歩きやすいサイズも種類豊富
どんなボトルを持ち歩くか、考えてしまいますよね。
今は、デザインやサイズも豊富にあります。
遠出する時や仕事に出かけるときは、500〜750mlの水筒で問題ありませんが、ちょこっと出かける時にはちょっとかさばりますよね。
マイボトルが浸透しつつある今、150ml前後のボトルがたくさん登場しています。
スリムな形やボテッとしたミニサイズなので、ちょっとお出かけで持ちあるときにも、かばんの中にスポッと入り、場所も取らず重くないのでオススメアイテムです。
ホームセンターだけでなく、百貨店や雑貨屋にも小容量のオシャレなデザインのボトルをよく見かけるようになりました。
用途によって違うサイズのボトルを使い分けるのも便利ですね。
まとめ
全国一律で始まったレジ袋の有料化によって、日本人に”脱プラ”というワードがインプットされましたね。一気に脱プラへの関心も高まり、エコバッグに次いで”マイボトル”が注目されるようになりました。
- 商業施設などでの無料給水サービスが導入されている
- マイボトルはペットボトルのゴミの削減だけでなく、お財布にも優しく一石二鳥
- 今すぐ誰でも簡単にエコのためにできる行動とは、飲料を持ち歩く手段を、ペットボトルからマイボトルに変えること
- ペットボトルで飲料を買うより、自分でお茶などを作りボトルで持ち歩くことで節約になる
私達の生きている地球のために”エコ”を心がけていきたいですね。
たったそれだけでのことが、これからの地球の未来のためになるのです。
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