静岡県の南アルプス、寸又峡にかかる「夢の吊橋」をご存じでしょうか。
湖畔の色と周りの風景が美しく、人気の観光スポットです。
数年前、「死ぬまでに一度は渡りたい徒歩吊り橋10選」として紹介されたこともあり、名前だけは知っているという方も多いと思います。
死ぬまでに、なんて言われたら気になりますよね。
一体どんなすごい吊り橋なの?
ちょっと大げさなんじゃない?
百聞は一見に如かず、ということで実際に行ってきました。
- 絶景が見たい!!
- スリルを味わいたい!!
- 山や自然が好き!!
という方は必見ですので、是非参考にしてください。
夢の吊橋とは
夢の吊橋は静岡県榛原郡川根本町、寸又峡温泉の近くにある大間ダム湖にかかる吊り橋です。
長さ90m、高さ約8mで、一度に渡れる人数は10名と制限があります。
ここから察していただけるかもしれませんが、結構揺れます!
そして歩行できる幅も狭く、なかなかのスリルです。
これは結構怖そう・・・
高いところが苦手な方は少し怖いと感じてしまうかもしれませんね。
私も写真を撮るために手を離したのですが、ちょっと怖かったです(笑)
夢の吊橋の見どころ
美しい湖面
夢の吊橋の見どころとして真っ先にあげられるのは、やはり足元に広がる湖面の美しさです。
天気や光の加減によってエメラルドブルーやコバルトブルー、ミルキーブルーなど見え方が変化します。
何と表現してよいのか迷ってしまうほど美しく透き通った湖面はつい見惚れてしまいます。
この唯一無二の美しい色を地元の方は「寸又峡ブルー」と呼んでいましたが、まさにその通り。
寸又峡ブルーは一度訪れて見る価値があります。
周りに広がる大自然
夢の吊橋の周辺は車両侵入禁止エリアになっているため、大自然の中をハイキングすることになります。
夢の吊橋までは片道およそ40分程度で、山や自然が好きという方にはとてもお勧めのハイキングコースです。
季節によって風景が変わるのも大自然ならではですよね。
特に紅葉のシーズンは湖面のブルーと木々の色のコントラストが美しく、観光に訪れる人が多いです。
夢の吊橋を渡るために待ち時間120分など結構並んでしまうこともあるため、ゆっくり過ごしたいという方には紅葉が終わるころのオフシーズンに訪れることをお勧めしますよ!
アクセス
引用:川根本町公式HP
車で行く場合
→ 国道473号線を北上 → 「川根交番西」交差点を右折 → 千頭駅から県道77号線を北上→ 寸又峡温泉街 → 寸又峡プロムナード(徒歩) → 夢の吊橋到着
東京方面から千頭駅方面に来る際、カーナビのルートで「新東名 静岡SAで下車をして国道362号で向かう」という案内があるようですが、こちらは道幅が狭く、工事等の影響で通行止めになることがあるようなので注意です!
千頭駅から北上し、温泉街に向かう途中ではかなり道幅が狭くなります。
いかにも秘境に向かうようでわくわくしますが、対向車同士ですれ違うことができないほど狭い道もあります。
また、夢の吊橋周辺は車両侵入禁止エリアのため、温泉街の駐車場をご利用ください。
引用:Googleマップ
カーナビで目的地を設定するときは「寸又峡温泉バス停」と入力しよう!
公共交通機関で行く場合
JR金谷駅から大井川鐡道を利用してください。
バス停「寸又峡温泉街(終点)」 → 寸又峡プロムナード(徒歩) →夢の吊橋到着
夢の吊橋に行くときに注意したいこと
せっかく絶景を見に行くなら楽しみたいですよね。
「こんなはずじゃなかったのに~!」となってしまっては悲しいです。
いくつか注意事項をまとめましたので参考にしてくださいね!
歩きやすい服装で行こう
夢の吊橋までは「寸又峡プロムナード」というハイキングコースを約40分歩くことになります。
長い道のりをハイヒールや新品の靴などの歩きなれていない靴で行くのはお勧めしません。
また、山中は日があまり当たりません。
歩いていれば体は温まりますが、汗が冷えて寒くなってしまうことも・・・
涼しい時期や冬場に行く際は防寒対策をして行ってくださいね!
吊り橋前後の道は険しい
寸又峡プロムナードですが、これが結構アップダウンの激しい道のりになっています。
夢の吊橋はほとんどの時期で一方通行で、渡ったあとに目の前に広がるのは急な登り階段・・・
知らないで渡ると後悔することになってしまうかもしれませんので注意です!
夢の吊橋の手前に「歩行力に自信のない人は飛龍橋へ」といった看板があります。
そうは言ってもどうにかなるでしょう!と行きましたが、運動不足の身にはかなりキツい道のりでした…
とても良い運動にはなりますが、体力に自信がないよ!という方は無理せず飛龍橋の方に迂回してください。
夢の吊橋の手前からでも美しいブルーを見ることはできますし、飛龍橋からの眺めもまた絶景です。
橋を一度に渡れるのは10人
夢の吊橋は安全性の面から、橋の上にいられるのは10人までという制限を設けています。
本当に揺れます、危ないです。
大勢で渡ったり、後列がいるのにずっと居座ったり、また逆走することがないようにルールを守りましょうね。
まとめ
- 夢の吊橋は死ぬまでに一度は渡る価値あり!!
- 湖面の美しい「寸又峡ブルー」と大自然がまさに絶景
- ハイキングコースがあるので山好き、自然好きさんにお勧め◎
夢の吊橋に行くときの注意点
- 歩きやすい服装で行く
- 体力に自信がない方は飛龍橋の方に迂回する
- 橋を一度に渡れるのは10人まで
大自然に囲まれているからこそ四季の中で表情が変わる夢の吊橋。
「死ぬまでに一度は渡りたい徒歩吊り橋10選」にも選ばれた絶景を是非その目で直接見に行ってください。
あまりに美しい景色に「行って良かった!!」となること間違いなしですよ!
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