先日、上野にある「国立西洋美術館」に行ってきました。
美術館と聞くと、少し敷居の高いイメージがありませんか?
チケット代高そうだし、楽しみ方がわからないなあ~。
そう思っていても国立西洋美術館の常設展なら大丈夫!
費用がお手頃な上、作品・建築について詳しく知る方法があり、さまざまなイベントが開催されているなど、美術館初心者でも楽しめる理由があるんです。
あまり美術館に行ったことのない方でも楽しめる魅力をご紹介していきますね。
国立西洋美術館とは
国立西洋美術館には、中世~20世紀にかけての西洋美術である、絵画、彫刻、版画、写本、工芸品、デッサンなどが展示されています。
第2次世界大戦後、フランスに差し押さえられていた松方幸次郎のコレクションが日本に返還されたことにより、そのコレクションを受け入れて展示するための施設として建てられました。
川崎造船所の社長だった松方幸次郎は、日本で初の西洋美術館を目指してヨーロッパで美術品を集めていたんです。
返還された美術品は370点ですが、その後に美術品の寄贈や購入を繰り返し、現在は約6000点の美術品が展示されているんですよ!
国立西洋美術館の魅力6選
私自身、美術館ってあまり行ったことがなかったんです。
国立西洋美術館はそんな私でも、一度行っただけで「また行ってみたい!もっと美術について知りたい!」という思いにさせてくれる場所でした。
私が実際に行ってみて感じた魅力と、調べてわかった魅力もあわせてこれから6つご紹介していきますね。
費用が安い
常設展のチケットは事前にオンラインで購入か、現地で当日券の購入ができます。
常設展チケット代金 | |
一般 | 500円 |
大学生 | 250円 |
美術館って入館に何千円もするイメージだけど、500円で入れちゃうんだ!
国立西洋美術館の美術館は価格が安いのも魅力の1つです。
お気に入りの美術品が見つかれば、気軽に何度も向かうことができますね!
高校生以下、18歳未満、65歳以上、心身に障害のある方及び付き添いの方1名に関しては無料で入館できます。
学生証や年齢の確認ができるもの、障害者手帳を一緒に持って行きましょう。
建物が世界遺産に登録されている
国立西洋美術館は世界遺産に登録されているんです!
登録のされ方が特殊で、国立西洋美術館だけで登録されているわけではありません。
フランスを中心に活躍していたル・コルビュジエによって設計をされているのですが、ル・コルビュジエの建築作品である7か国17資産の1つとして、世界遺産に一括で登録されているんです。
そんな登録のされ方があるなんて知らなかった!
美術品だけでなく、建物も高く評価されているんですよ!
ちなみに常設展はスロープを左右に上ってから展示会場に入るのですが、これももともとはバリアフリーを想定して作ったのではなく、展示会場に入るまでにぐるっとまわりを見渡せるようにしたいという当時の思いで設計されていると教えてもらいました。
展示会場の入り口さえとても考えて作られているんですね!
建築ツアーで建築を詳しく解説してくれる
「建築ツアー」は国立西洋美術館の前庭と本館を、スタッフの方が一緒に歩きながら解説してくれるんです。
世界遺産に登録される建築の解説、聞いてみたくなりませんか?
第2・4水曜日と第1・3・5日曜日に15時から約50分、10名まで参加できます。
こちらは予約が必要で、2週間前の朝10時から公式サイトで予約ができますよ!
本館1階ロビーに集合で、常設展のチケットさえあれば無料で参加できます。
ギャラリートークで絵画を詳しく解説してくれる
美術館ボランティアの方が作品を解説してくれる「ギャラリートーク」に是非参加してみましょう!
常設展に展示されている作品の中の5~7点を詳しく説明しながら一緒に周ってくれるんです。
第1・3・5土曜日の11時と13時から約50分、現在は先着7名まで参加可能で、常設展のチケットがあれば別途料金もかかりません!
11時と13時に常設展入口のホールにてその場で先着受付するので、少し早めにいって待っていましょう。
私は念のため受付20分前にホールに到着しましたが、11時の回ですんなり参加できましたよ!
ホールはこのような場所で、壁は国立西洋美術館の歴史の紹介になっているので、是非こちらにも目を通しながら受付を待ってくださいね。
私がギャラリートークに参加したときには、
- どの時代に描かれたのか
- 作者はどんな人生を送りどんな状況で描いたのか
- 何故この絵を描いたのか
- 当時流行りの技法
- この絵が描かれた時代背景
- 作者は何に影響を受けていたのか
等々を幅広く教えてもらい、紹介してもらった絵に対する想いが強くなりました!
私は絵画に詳しくないですが、自分で見るだけでは気づけないことに気づかされるのでおすすめです。
絵に描かれた自分では絶対気づけないような小さい動物なども教えてもらえるので、ウォーリーを探せ感覚でも楽しむことができました。
美術品の写真撮影ができる
国立西洋美術館の美術品は写真撮影がOKなんです。
フラッシュ撮影や三脚は禁止で、写真禁止マークがあるもの以外は撮影が楽しめますよ。
気に入った美術品があれば、写真に撮って家でじっくり見返すことができます。
ゴッホ、ピカソ、モネなどの有名画家の作品もありますよ!
ギャラリートークで解説してもらった作品を撮影しに戻ってもいいですよね。
コンサートや講演会、演劇が開催されている
国・時代・画家・建築・などさまざまなテーマに焦点を当てたコンサートや講演会、演劇が開催されているんです!
ほとんどは公式サイトからオンラインで事前申し込みが必要で先着順です。
講演会や演劇は無料、コンサートは1500円のものが多いですが、中には無料のものもありました。
美術品だけではなく音楽、講演、演劇まで楽しめるなんてすごいですよね!
こうしたイベントは常時開催されているわけではないので、私も次回行くときにはイベントが開催されている日に合わせて行ってみようと思います☆
アクセス情報
国立西洋美術館の最寄り駅は上野駅です。
- JR上野駅から徒歩1分
- 京成電鉄京成上野駅から徒歩7分
- 東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅から徒歩8分
で向かうことができますよ。
JR上野駅からはすぐ着きますが、JR以外は上野公園を通り国立西洋美術館に着くので、景色を是非楽しんでくださいね。
国立西洋博物館は建物の前に広場があり、像が置かれていて特徴があるのですぐわかりますよ。
像は大きくて迫力があり、入館する前から美術品を楽しむことができます!
まとめ
- チケットは事前にオンライン購入か現地で当日購入
- 建築ツアーで世界遺産に登録されている建築を解説してもらおう
- ギャラリートークに参加して作品を詳しく教えてもらおう
- 気に入った美術品を写真撮影しよう
- コンサートや講演会、演劇を見に行こう
- 最寄り駅は上野駅
美術館初心者でもさまざまな楽しみ方ができる国立西洋美術館。
皆さん是非行ってみてくださいね。
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