シニアの海外ロングステイを成功させるにはどうしたらいいの?

お役立ち情報

最近、我が家で話題になるのがシニアライフの在り方です。
夫婦で共通して思っていることが、「海外生活」です。

でも、移住となると、ハードルが高くなるのでは?

確かに海外移住は、永住権や保有資産額など、条件が厳しくなってきます。
他に何かいい方法がないか調べてみました。
そしてたどり着いたのが、「ロングステイ」です。

今回は、「海外のロングステイ」とそれを成功させるために大切な事を、ご紹介して行きたいと思います。

旅行でも移住でもない『ロングステイ』とは

期間

ロングステイの期間は、一般的に帰国を前提とした2週間から、1ヶ月位が目安です。
しかし、ロングステイ期間の、明確なデーターは有りません。
シニア世代の場合、自分の体力や健康状態を考えて、期間を決める方が多いようです。

住居

海外のロングステイの定義では
生活に必要な設備が整っている「住い」を保有、または賃借するとなっています。
一般的には、サービスアパートメントや、コンドミニアムを利用されている方が多いようです。

サービスアパートメントを簡単に言うと、ホテルとアパートの中間の機能を備えた住居のことです。

  • 滞在期間:1ヵ月ごと、又は1年間
  • 家賃:1ヵ月、1週間
  • キッチン:有り
  • 洗濯:フロントへ出す、洗濯機
  • デポジット:有

デポジットって何?

「保証金」や「預かり金」のことです。
海外では、ホテルの宿泊時やレンタカーを借りる際に、デポジットを求められます。

コンドミニアムは、洗濯機、リビング、生活用具を備えた宿泊施設で、長期滞在型施設としても、非常に人気があります。

 

・交通の利便性、生活圏としてのインフラのチェックをする。
・賃貸契約条件(家賃)の支払い条件を、事前にチェックする。
・現地の、信頼のおける賃貸・不動産業者に依頼する。

 

こんなことやってみたい!という目的をもとう

「この国は、物価が安くて、余裕のある生活ができそうだ。」
と考えるまえに、余暇を楽しむことをロングステイの一番の目的にすることです。
ステイ先で、どんなことがしたいのか、豊かな時間を過ごせるように、目的を明確にしましょう。

目的が明確になると、候補地も自然と絞られてくるかも。

生活資金の源泉

生活の原資は、日本でもらえる年金・預金利子・配当・賃貸収入であり、現地での労働収入を必要しないことが定義となっています。

現地で仕事をしないので、自由な時間が増えます。

この自由時間をどのように過ごすかで、ロングステイが成功するかどうか決まりそうですね。

 

ロングステイの準備

ロングステイを成功させるには、事前にステイ先の情報収取が重要です。
生活様式の違う海外での生活になります。
医療・住居etc、十分にリサーチして、安心してステイ先に旅立てるようにしたいですね。

候補地の訪問

ロングステイの準備として、体力のある50代頃から、興味のある国に、季節・場所を変えて何度か訪れておくことです。

訪問回数を重ねると、色々な面が見えてきます。
その中から、徐々に候補を絞り込んでいくのです。

この時に大事なのは、 ツアーではなく、基本的な手配を自分でする個人旅行にすることです。
情報収集や手配の苦労からはじまって、 現地で失敗し、痛い目にあう。
そこから段取りや、滞在の経験値が積み重なっていきます。
移動、買い物、病院、地域コミュニティー、日本人会など、 さまざまな要因をリストアップして、チェックしましょう。

ビザ

ロングステイに必要なビザの種類や内容、そもそもビザが必要か不要かは、国によって異なります。

なかには、退職者や年金生活者向けのビザを、発行している国もあります。
取得には本人の年齢、財産、年金額などの、条件が細かく定められています。

取得条件は国によって異なっており、内容も違うので、滞在する予定の国の大使館・領事館に問い合わせる必要があります。

候補地での住居環境

海外生活に慣れていない人の場合、快適に過ごすために交通の便がよく、買い物ができる店が近いところを選ぶと、満足度も上がります。

医療体制

海外での生活は、気候、生活・自然環境をはじめ、食生活も大きく異なってきます。
そのため、体調を崩してしまう確率は、日本に住んでいる時よりも、高くなります。
必ず事前に、人間ドックやMRI・CT等の検査を受けていくことが大切です。

病気や突然の事故の場合、慌てないでいいように準備しておくことを、見ていきましょう。

  • 海外旅行損害保険の加入
  • 既にかかりつけの病院がある場合は、医師にロングステイの旨を伝えてステイ先の
    病院の紹介や、紹介状・診断書等・必要な書類を準備。
  • 既往症や、薬などの治療に必要な情報に関するチェック項目が、英語と日本語の両方で表記されている「自己記入式安全カルテ」(日本旅行医学会発行)は必携の書籍。
  • 薬を飲まれている方は、「お薬手帳」を持参。
  • ステイ先から病院までの距離や、交通手段も確認

年配者の場合は、入れ歯の破損や歯の詰め物がとれてしまったりというリスクもあります。

歯のメンテナンスも、日頃からしておいた方がよさそうですね。

海外ロングステイをする場合、医療事情は重要ポイントです。
ある程度、医療環境が整った国を選ぶことを、おすすめします。

留守宅の管理

どのくらいの期間、自宅を留守にするかによって、管理の内容は異なります。
また、子供がいるかどうか、いたとしても遠方に住んでいる場合もあります。
ここで、ロングステイをされている方が、実際にどのようにして留守宅の管理をされているか、見ていきましょう。

  • 子供が近所にいる場合は、定期的に様子を見にいってもらう。
    そして換気・郵便物の整理をしてもらう。
  • 子供がいない場合は、セキュリティー会社と契約。
    また近所の方にも事情を説明しておく。
    郵便物の転送サービスの申し込みをしておく。
  • 町内会の用事(ゴミ収取所の当番など)などは、済ませておく。
    町内費なども前納しておく。
  • 最寄りの交番にも、事情を説明しておく。
  • 貴重品などは、銀行の貸金庫を借りて、そこに保管する。
  • ペットを飼っている人は、面倒を見てくれる人を探しておく。

 

ロングステイが長くなるようであれば、基本的にペットを飼うのは、難しそう。

コミュニティーを豊かにする言語

見知らぬ土地で、コミュニケーション力などが 相応に備わっているかどうかが、ロングステイを成功させる大前提です。
そのためには、ある程度の語学力をつけておいたほうがよいですね。

ステイ先で友達を作りたいから、今のうちから勉強しておこう!

まとめ

  • 目的をしっかりと決めて、候補地を選ぶ。
  • 候補地を事前に、何度か訪問しておく。
  • ロングステイ前には、健康診断を受けておく。
  • 海外旅行損害保険の加入。
  • 海外に慣れていない方は、交通・買い物など、利便性の良い場所に住む。
  • ロングステイ前は、交番、近所の方に事情を説明しておく。
  • 現地の方と円滑にコミュニティーをはかるためにも、語学の勉強をしておく。

日頃からの健康管理やご近所さんとのお付き合い、語学などの勉強が、ロングステイを成功させるカギとなるようです。

最近では日本で夏を過ごすことに、うんざりしてます。
夏の間だけでも、湿気のない涼しげな国で過ごせたらいいなあと思っています。
候補地は色々ありすぎて絞れていません。
目的を明確にして、理想のロングステイ生活ができるように少しずつ準備して行きましょう!

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