栃木県東部に位置する、那須烏山市に龍門の滝という観光名所があります。
龍門の滝というのは、江川にかかる高さ約20メートル幅約65メートルの滝で、中段には男釜(約4メートル)、女釜(約2メートル)と呼ばれる二つの縦穴があり、この男釜に住むと言われている「龍」の伝説が由来になっています。
そこに隣接する「龍門ふるさと民芸館」が、今年4月にリニューアルして、テラス席がある「龍門カフェ」を、併設してオープンしたので、早速行って来ました。
龍門の滝ふるさと民芸館
アクセスはJR烏山線に乗車し滝駅下車、徒歩で5分。車では、宇都宮から45分です。
駐車場は2か所、トイレ完備の少し広い駐車所から3分、施設の駐車所にも停められます。どちらも無料です。
龍門カフェ
隣接する龍門ふるさと民芸館がリニューアルして、新たにお洒落な「龍門カフェ」が出来ました。
施設は、無料で入れます。1階は、カフェ、お土産処、休憩スペース、人が近づくと動く龍神が鎮座する「龍神洞」。
2階は、展望室になっていて、龍門の滝を見下ろす事ができます。
テラス席からは、龍門の滝の流れと豪快な音を楽しむことができ、マイナスイオンを、感じることができます。
そして、焼きたてのベーグル7種(プレーン、カボチャ、レーズンなど)、ベーグルサンドハーフサイズ6種(生ハムレタス、サーモンクリームチーズレタス、生クリームイチゴなど)はテイクアウトでき、普通のベーグルと違い柔らかいです。
地元、季節野菜を使った「滝カレー」は1日20食限定。
平日1時に行ったのですが、完売していました。
龍門サイダーや期間限定の地元イチゴを使ったイチゴミルク、オリジナルの黒糖ミルクと話題になっている「青いミルク」があります。
これは、バタフライピーという澄んだ濃いブルーの花が咲くマメ科のハーブティーに牛乳を合わせたミルクティーです。
甘くないのでガムシロップを入れて飲みます。私は入れずに飲んでみたら、ミルクの味しか分かりませんでした。
平日にもかかわらず、テラス席は満席でした。さらに、Free wi-fiもあるので、これからの時期は景色を堪能しながらのんびり過ごすことができます。
龍門の滝を散策
龍門の滝へは、施設から滝へ下りられる遊歩道があり、歩道の両脇には様々な花や野草のプレイトが、写真付きで詳しく説明されているので、話しながらゆっくり滝まで下りて行くのも良いですよ。
この時期は、アジサイがきれいなので、立ち止まって写真を撮る人もいました。
いろんな色のアジサイがあって、きれいだよ
歩道を進んでいくと滝が正面に見える展望台と、滝の近くに行ける歩道に分かれています。
まず、展望台からは、迫力ある滝を見ることができます。雨が降った次の日に行ったので、離れている展望台にも水しぶきが凄く濡れてしまいました。
そこには、日本初の蓄電駆動列車アキュム(ACCUM)の時刻表があります。
列車と滝を一緒に撮影できるスポットになっていて、全国でも珍しいということです。
ただ、1時間に1回(わずか数秒)しか、チャンスがないので真剣勝負です。
滝の近くに下りて行くと、水の多いときはもの凄い迫力でずぶ濡れ必死で、水の少ないときは龍神が住んでいたという穴を見ることができます。これから夏に向けて水が少なくなるので、新緑見ながら川遊びがおすすめです。
魚や沢がにがいるので、子供達にもってこいの遊び場所です。私も夏の間、子供たちを連れて行きました。水は冷たいのですが、子供には関係ないですからね。川沿いは、遊歩道があるので、散策におすすめです。
施設情報
場所:栃木県那須烏山市滝414
電話:0287-83-2765
開館時間:午前9時~午後4時
入館無料
龍門カフェ:午前10時~午後3時
休館日:火曜日(祝日の場合は翌日休み)
龍門の滝の周辺施設
1.7キロのところに、老舗の酒蔵「東力士」が所有する、どうくつ酒蔵があります。
この洞窟は、第2次世界大戦末期に戦車を製造するために建造された地下工場跡ですが、戦車を製造することなく終戦を迎えたそうです。
どうくつ酒蔵は、年間を通して平均10℃なので、清酒の熟成には最適なのだそうです。
5年~20年熟成のオーナーズボトル、ニューイヤーボトル、大吟醸ヴィンテージボトルなどがあります。
高さ幅とも3.5mの3本の坑道とそれらをつなぐ5本の横坑で構成されていて、総延長600mです。見学するには、土日祝祭日、GWやお盆休みが開放日です。
連絡してから、行くことをおすすめします。
まとめ
- ふるさと民芸館と龍門カフェは、とてもオシャレにリニューアルされていて、よかったです。
- 滝を眺めながらのランチは、リフレッシュをするのにも最高です。
- 久しぶりに行ってみて、何とも言えない感動をしました。
これから新緑のさわやかな季節になります。栃木の片田舎ですが、来る価値はあります。
ぜひ、行ってみてください。
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