ペットブームもあり、犬を飼い始めたという人が周囲でも増えてきました。
みんな「かわいい家族」「こころの癒し」「動物が好き」など、いろいろな理由がありますよね!
ペットセラピーというものもあるぐらいで、ペットからもたらされる癒し効果は高いといわれています。
が、多くの人が困るのが、犬とのコミュニケ―ション(しつけ)や、犬の運動量を満たしてやること。
どんな小型犬でも犬には狩猟本能があり、動くものを追いかけたいという衝動があります。
犬のありあまる体力やしつけに困ったら、ディスクドッグにチャレンジしてみるのはいかがでしょうか?
犬も運動できて問題行動が減るうえ、犬とのコミュニケーションが深まり、しつけにもなるディスクドッグの世界をご案内します!
ディスクドッグって何?
そもそもディスクドッグって何なのか、ということですが、実は誰でも見たことのある競技です。
フライングディスクを投げて、それを犬にキャッチさせる。
動画で見たこともあるかもしれませんし「自分の犬とも普段それで遊んでるよ」という人もいるかと思います
そんな犬との遊びを、競技にしたものが、ディスクドッグ、フリスビードッグ、といわれるものです。
遊びでもいいので、犬とディスク遊びをしてみると、なかなか難しいことに気がついてきます。
- 犬がディスクと飼い主を無視=飼い主に注目できない
- ディスクをキャッチしても帰ってこない=呼び戻しができない
- 戻ってきても、ディスクを返さない=飼い主の指示をきけない
はじめてすぐのころは、こういったことだらけです。
ですが、上の3点を愛犬ができるようになるだけで、しつけの「困った!」がかなりの部分、改善されることに気づかれると思います。
遊びながら、犬も飼い主も運動できて、しつけにもなる。
ディスクドッグは犬にとっても飼い主にとっても、とても楽しいトレーニングなのです。
ディスクドッグをはじめるために用意するもの
まずはフライングディスク。
ですが、どれを選んでもいい、というものではないのです。
競技団体によって指定のディスクはありますが、一般的な形としては「ファストパック」といわれる、ディスクのふちが浅めのものになります。
というのも、犬は口を使ってキャッチするので、人間が競技に使うような、大きくて重く、ふちが深いものだと犬はとりにくいですし、ケガをさせる可能性もあります。
そのためにも、ディスクドッグ団体推奨のものか、それに近い重さや形のもの、を使うことが大切です。
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ロングリード
「カム」、つまり呼び戻しが完璧なら不要になってきますが、もし、戻ってこないと、迷子になってしまったり、ほかの人に迷惑をかける可能性もあります。
ロングリードの長さや太さはいろいろですが、愛犬のサイズに合ったものを最初は選んでみましょう。
15~20メートルぐらいあれば十分です。
長すぎると逆に、犬のコントロールが難しくなってきますので、最初は短い距離で、キャッチの成功より、犬が確実に自分のところへ帰ってくるように教えていきます。
また、長すぎると、小さな犬はそれを引きずって走ることになるので、負担が大きくなってしまいます。
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どうやって犬にディスクキャッチを教える?
これはなかなか、文章だけでは難しいのですが、ボール投げなど、ある程度犬と遊んだことがあれば、犬の興味をディスクに持っていくことはそれほど難しくない、といわれています。
基本的にはボール遊びと同じです。
とはいえ、はじめてだとどうやったらいいのかわからないのが実際のところ。
ディスクドッグの競技団体のなかには講習会を行っているところもあります。
思い切って大会に参戦してみれば、上級者さんは、実はみなさんとても親切です!思い切って教えてもらっちゃいましょう!
私が初めて参戦したときもそうだったのですが、競技者はみんな犬が大好きなので、聞けば親切に教えてくれますよ。
ディスクドッグの団体
ディスクドッグの団体は国内に数多くあります。
メンバーで楽しんでいる同好会のようなものから、定期的に大会を行っている本格派まで。
その中でも活動が盛んな2団体をピックアップしました。
どちらも犬飼い20年の私が参加したこともあり、オススメできる団体です。
NDA(ナショナルディスクドッグアソシエーション)
「ワンDAY!犬と遊ぶ休日」
をスローガンとしているディスクドッグ団体。
大会を見学してみるとわかるのですが、とてもフレンドリーで参加しやすい雰囲気です。
スローガンの通り、大会そのものも楽しいのですが、一日アウトドアで犬や、愛犬家さんたちと楽しく過ごす、という感じの団体です。
日本全国で定期的に大会が行われています。
JFA(ジャパンフリスビードッグアソシエーション)
ディスクドッグ団体ではもっとも古く、大きい団体です。
本格派から、遊びにきただけ、でももちろん参加可能。
NDAより、どちらかというと本気度がお高めです。
とはいえ、初心者さんでも入りやすい雰囲気なので、安心して競技に参加はできます。
こちらも、全国で大会が行われています。
まとめ
- 愛犬のしつけに、運動不足の解消に、ディスクドッグにチャレンジしよう
- ディスクは犬がキャッチしやすい形のものを選ぶ
- ロングリードは必ず用意しよう
- ディスクドッグの団体の主催する大会を見てみよう
ディスクドッグ、フリスビードッグ、というと「ウチの子には無理かなあ」と思うかもしれませんが、犬なら動くものを追いかけるのはたいてい、大好きです。
各競技団体も、初心者さんを広く受け入れているので、興味があればぜひ、見学からでも行ってみてはいかがでしょうか?
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