文系卒から建築関係や施工管理職に就職!学歴と学部は関係ない!

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施工管理職

文系の大学を卒業した後に

理系の職種に就くと言う事は結構多くある事例です。

 

メーカーを中心としても、医療・薬学・建築など…

かく言う私は文系の大学を卒業後の新卒で

初めて勤めた会社は建築会社の施工管理です。

 

いわゆる現場監督と言うやつです。

私は元々現場志望では無かった事もあって

 

「現場動かす事なんて自分には出来ない…」

「資格も何もないし…」

と不安に不安を抱えて入社したのを今でも覚えています。

施工管理の仕事内容とは

施工管理の主な仕事内容は、建築現場における

4大管理と呼ばれる業務になります。

①工程管理

②品質管理

③原価管理

④安全管理

 

工程管理

決まった納期に合わせた工事のスケジュールの管理を行う事

品質管理

図面の仕様や地方自治体によって定められている製品を作れる管理をする事

原価管理

工事にかかる材料や作業員の費用を決まった予算で進められる様に管理する事

安全管理

現場内での作業員の事故が無く工事を追える様に、安全対策を徹底管理する事

 

これら4つの管理項目の他にも、工事に関わる書類の作成や、お客様への対応など

細かな仕事が多岐に渡る事から、柔軟性があり臨機応変な行動力が求められる仕事です。

 

建築学を学ぶ人が目指す職業の一つではありますが

最近では学部に関係無く、総合職として新卒から施工管理に就職する事例が多いです。

 

近年ではゼネコンやハウスメーカーの新卒採用でも、

「営業職」と「施工管理職」を同時に募集する企業が増えている傾向にあります。

建築学を学んでいなくても施工管理職に就ける

施工管理といっても実際は有資格者の元で

資格者のサポートとして実際の現場作業員との

コミュニケーションを取りまとめる立場になります。

 

有資格者と言うのはよく聞く「施工管理技士」「技術責任者」

などと言った国家資格を持つ人がこの有資格者に当てはまります。

 

施工管理はこの有資格者の名前を借りた上で

仕事を行うので、未経験は勿論、文系出身者でも

十分に務まる仕事です。

 

興味がある職種だけれど経験は勿論、知識のカケラもなく

ハードルの高い仕事に感じてしまう方も多くいらっしゃると思います。

 

今回はそんな方々に向けたお話を

文系出身の建築素人の私がいきなり現場監督になった

自身の体験談も踏まえてお話できればと思います。

そんなわたしが職場を探したことがあるのはこちらです。

最初の研修で理解する事はまず無理

どこの会社でも、就職をすれば必ず最初に

新入社員向けのフォローアップ研修と呼ばれるものがあると思います。

これは実際の仕事内容に関わる

業務の流れや業界の専門知識社内におけるルール

資料等を参考に座学で行う研修となります。

 

勿論、現場仕事とは言っても施工管理でもそういった研修はあります。

 

※建築の研修は実際の図面を使うことも多いです。

建築工程の基本的な流れ

主に工事における大まかな流れは

 

着工(工事開始)

基礎工事(建物の基礎・土台作り)

躯体工事(建物本体の工事)

設備工事(水道や電気などの配管設備工事)

内装工事(壁紙や造作の工事)

完工(工事終了)

 

上記の表はあくまでも一部抜粋ではありますが

この大まかな流れを順を追って工事が進みます。

 

建築工事は建物の構造体は勿論ですが

戸建ての住宅マンション・アパートビルディングなど

建物の規模や設備に応じて施工業者が変わる為

 

まずは自分の会社が扱う商材・建物に応じて

自社内の建築学を知っていくところから始めましょう。

 

私の場合は

・木造のハウスメーカー

・二階建て〜三階建ての戸建て住宅

・都心の一等地が多い

と言った割と一般的な住宅会社だったのですが冒頭にも申した通り

私はズブの建築素人だったので

図面は読めない、建築用語もなんの工事の説明をされているかも

ましてやなんの為にこんな工程があるのかすら理解出来ませんでした。

 

「基礎工事って何よ…」ってとこから分かりませんでした。

建築学を知っていても現場を知らなきゃ意味がない

入社して1年目の施工管理職には

正直これをやる!と言った仕事はありません。

 

これは、建築卒が待遇されて、文系卒が冷遇されると言う事関係無しに

「新入社員の研修期間」とみなされるからです。

 

実際に施工管理1年目は本当に沢山の現場に連れて行かれる機会が

多いので、その場で分からない事はしっかり聞きメモを取る。

 

これが最低限の仕事と思っておきましょう!

 

私の場合はとにかくスマホのカメラで現場の写真をパシャパシャ撮りまくりました。

(現代ならではの勉強方の一つですね)

 

それらを図面と照らし合わせて、徐々に自分の中の知識のパズルを組み合わせる事で

徐々に理解が深まって行くので結果的に覚えが早いかなと思います。

注意※建築現場の写真や図面はあくまでもお客様の個人情報なので

図面を無くしたり画像をネットにアップロードなどをするのは絶対NGです!

現場とのコミュニケーションは密に!

現場を見て回って行く中で

実際に工事を行う現場作業員の方々とも関わる場が増えてくると思います。

 

しかし実際に工事を行う人たちは常に危険と隣り合わせ

仕事をしている職人さんなので、ピリピリしている事が多いです。

 

ましてや新人の監督に対しては全く持って

相手にしない人がいるのも事実です。

 

そう言う時こそ

積極的に学びの姿勢を見せましょう!

 

一見当たり前の様にも聞こえますが

実際に現場を動かしている人は誇りも持って仕事をする工事の専門家です。

電気の事は電気屋さん水道の事は水道屋さん

内装工事の事は大工さんに、実際のプロに直接教えてもらう事は

またとない機会ですよね。

 

職人気質で噛み砕いた説明をされる事も多いので

なかなか最初は理解出来ない事も多いかもしれませんが

 

「わからない…」だけでなく「わからないけど理解をしたい!」

と言う意欲を見せましょう!

 

こう言ったきっかけから現場でのコミュニケーションが生まれてきますので

まずは自分から、現場や現場の人たちが何をしているかと言う事に興味を持ってみましょう!

まとめ

今回は実際に文系卒で施工管理の仕事をした

私の経験談を交えてお話させて頂きました。

 

知識の有無でスタートから遅れをとってしまったかな…

と感じてしまう気持ちは本当によく分かります。

 

覚える事は膨大ですし、建築業は

とても大きな金額が動くプロジェクトなので

プレッシャーのかかる仕事ですが

その分やりがいがとても大きな仕事です。

 

実際に工事する作業員が気持ちの良い仕事を行える場を

作り上げる事が真の監督の務めですので

 

文系卒であることや知識がない事をハンデと思わず、

施工管理の職に興味を持って頂けたらと思います!

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