関西の冬の風物詩「粕汁」のレシピをご紹介!アンチエイジングにも♪

グルメ

粕汁(かすじる)といえば、関西圏にお住いの方にとっては「冬の風物詩」というイメージを抱く方も多いのではないでしょうか?

粕汁は大根や人参などの根菜を魚や肉と一緒に煮込んだものに酒粕と味噌を溶き入れたもので、関西ではお馴染みの家庭料理。

甘酒が苦手で飲めない夫も、これは「おいしい!」と言って何杯もおかわりしていてビックリした記憶があります(笑)

毎年スーパーで粕汁コーナーを見かけると「今年も冬が来たな~」と感じますね♪

粕汁に使われている酒粕は、最近その高い栄養価が注目されている食材。

アンチエイジング効果も期待でき、健康面だけでなく美容面でも優秀な料理です!

今回は冷えた身体を温めてくれる冬の風物詩「粕汁」のレシピを兵庫県出身の私がご紹介します!

粕汁は奈良県発祥の家庭料理!

関西地方でお馴染みの「粕汁」は奈良県発祥だそう。
諸説ありますが奈良県が固形の酒粕の発祥地であることや、関西には酒蔵が多かったことを踏まえると関西発祥説が有力と考えられています。

同じ関西でも京都では豚肉を使って味噌を入れずにだし汁と酒粕だけで煮込んだり、兵庫では肉ではなくサケブリを入れていたりと地域によってさまざま。

私の夫は京都出身ですが、実家の粕汁はあまり好きじゃなかったとか。

今では京都の粕汁よりも、サケを使った兵庫の粕汁がすっかりお気に入りの様子♪

アンチエイジング効果も!栄養満点の粕汁

粕汁に使われる酒粕は、日本酒のもとである「もろみ」から搾った時に残る固形物です。

ビタミンミネラルたんぱく質食物繊維などがバランスよく含まれていて、酒粕から作られる甘酒は「飲む点滴」と言われていますね。

酒粕に豊富に含まれているビタミンB群には、疲労回復を促進して肌や髪のツヤを維持してくれます。

さらに酒粕に含まれる「レジスタントプロテイン」には腸内環境を改善する働きもあるため、ダブルで高い健康効果が期待できますよ。

また酒粕に含まれる「コウジ酸」にはシミやソバカスの原因となるメラニン色素を抑制する働きがあることから、化粧品にもよく使われる美白成分です。

アンチエイジング効果健康効果が期待できる酒粕は今注目のスーパーフード!

そんな酒粕を使った粕汁は気軽に豊富な栄養素を取り入れることができる栄養満点の冬のご馳走です♪

粕汁の基本レシピ

粕汁は何てったってあの甘くふわっとした香りが魅力♪
酒粕にはアルコールが含まれていますが、しっかり煮込んだら子供でも安心して食べることができますよ☆

学校給食でもよく出ますし、私も子どもの頃に母が作ってくれたのを覚えています。

ただ母は料理が苦手だったので、サケの鱗がそのまま入っていて幼心にかなり衝撃を受けました(笑)

今では良い思い出なんですけどね☆

こちらではお家で簡単に作れる基本のレシピを紹介します!
肉でも魚でもおいしく作れるので、お好きな具材で作ってみてくださいね☆

材料

  • 酒粕…100~150g
  • サケ(ブリ、豚肉でも)…1パック
  • 人参…1/2本
  • こんにゃく…1枚
  • きのこ類(しめじ、椎茸など)…1/2パック
  • 芋類(里芋、さつまいも、じゃがいもなど)…1~2個
  • 大根…10cm程度
  • 青ネギ…適量
  • だし汁…720ml
  • 白味噌…100g
  • 信州味噌…30g

具材は豚汁の具材とほとんど同じで、野菜なら何を入れても大体おいしくなります(笑)

この他にも牛蒡白菜油揚げなどを入れてもおいしいですよ♪
白味噌をベースに信州味噌で味を調えると誰でも飲みやすい味付けになるのでおすすめ!

サケは切り身でもいいですし、アラ頭の部分を使えばさらに濃厚なお出汁が出て値段も安くお得です☆

塩鮭の方が熟成した旨味が出るのでおすすめですよ。
その場合は塩気が強くなってしまうので、薄い塩水に15分ほど漬けて塩抜きしましょう!

作り方

  1. 酒粕はちぎってボウルに入れてから、分量のだし汁から半分くらいを取り分けて加えます
    ざっくり混ぜてほぐしてから5~10分置いて柔らかくする
  2. 具材を一口大の大きさに切ります
  3. こんにゃくは下茹でして水気を切っておく
  4. 鍋に出汁とサケを入れて中火で煮立たせ、灰汁を取った後に2.と3.を加えて煮込む
  5. 再び煮立ったら5分程煮込んで、お芋が固ゆでくらいになったタイミングで1.と2種類の味噌を溶き合わせて弱火で煮込む
  6. 器に盛り、青ネギを2cmの長さに切って加える

粕汁を作る時は具材が多いので、カレーやシチューを作る時に使うお鍋だと安心ですよ☆

我が家では大鍋いっぱいに作って3日間くらいに分けて食べます♪
残った粕汁にお餅うどんを入れて朝食に出すと、子ども達も喜んで食べてくれるから嬉しい☆

大人は薬味を入れてもまた違ったおいしさを満喫できるのでおすすめ!

夫はたっぷりの青ネギが乗った粕汁に、七味唐辛子を入れて食べるのがお気に入りです。

私のおすすめは酢橘の皮生姜の千切り
身体を温めてくれますし、香りもとっても良いので試してみてくださいね☆

まとめ

  • 粕汁野菜を魚や肉と一緒に煮込んだものに酒粕と味噌を溶き入れたもので、関西ではお馴染みの家庭料理。
  • 粕汁は奈良県発祥!その起源は諸説あるが、関西発祥の説が有力
  • アンチエイジング効果健康効果が期待できる酒粕は今注目のスーパーフード!
  • 塩鮭の方が熟成した旨味が出るのでおすすめ!その場合は塩抜きしよう
  • 大人は薬味を入れてもまた違ったおいしさを満喫できるのでおすすめ!

旬の食材をふんだんに使った粕汁は、栄養満点!
温かい汁物はこれからの季節にぴったりですよね☆

冬になると酒粕は常に冷蔵庫にストックがある程粕汁が大好きな我が家♪
粕汁にはサケの切り身を焼いて入れるのがこだわりで、そうすると臭みが気にならず旨味もアップ!

私の地元では家の冷蔵庫に酒粕が常備されているご家庭も多いです。
栄養満点の粕汁をおいしく食べて、この冬も健康的に乗り切りましょう!

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