広い北海道をドライブするうえで欠かせないのが、道の駅です。
道の駅はその土地のグルメやゆかりのあるものが楽しめるので、休憩だけでなく観光もできるのが魅力！
2022年春、北海道音更町に新たな道の駅がオープンしました。
「音更町」は（おとふけちょう）と読みます。
十勝平野の中心あたりにある農業が盛んな町だよ！
突然ですが、NHKの連続テレビ小説「なつぞら」をご存じですか？
戦後の北海道・十勝で、一人の少女がアニメーターを目指すという“朝ドラ”です。
『道の駅おとふけ』は、「なつぞら」をテーマに作られているんです！
ここでは、ドラマのセットを再現したエリアや実際に登場するお菓子屋さんなどがあり、ドラマの世界に入り込んだような雰囲気を味わえますよ。
朝ドラを観ていない方でも大丈夫！
わたしもその一人ですが、友だちと写真を撮ったり美味しいものを食べたりして、十分楽しめました。
広い大地が続く北海道らしい風景や、この土地ならではの美味しいものを詰め込んだ『道の駅おとふけ なつぞらのふる里』をご紹介します。
道の駅おとふけ
基本情報
「道の駅おとふけ」の他に、いくつかの広場や「なつぞら」の世界を楽しめるエリアがあります。
農業が盛んな十勝の“食”をテーマにイベントなども開催されており、体験も交えながら楽しむことができる施設です。
イベントは頻繁に開かれているわけではなさそうですが、音楽ライブなども開催されることがあるんですよ！
十勝の澄み渡った青空「とかち晴れ」の下での生歌ライブは、盛り上がりそうですね♪
所在：〒080-0346 北海道河東郡音更町なつぞら2番地
電話：☎0155-65-0822
営業時間：9:00～18:00
休館日：11～3月は毎週月曜日（月曜日が祝日の場合は翌日）、年末年始（12月31日～1月3日）
※4～10月は無休
新千歳空港から車で約2時間！
音更帯広ICを降りて、すぐそこ！
便利なサービス
トイレ
道の駅に寄る一番の理由は、休憩ではないでしょうか？
北海道での長距離ドライブでは、トイレのある施設になかなかたどり着かない…なんてことも珍しくありません。
ドライブ中、周辺に建物すらなく、何度焦ったことか…笑
見つけたら、とりあえず立ち寄っておきたい場所です。
『道の駅おとふけ』には24時間、使用できるトイレがあります。
新しい施設なので、とにかくきれい！
公共のトイレがきれいなのは、うれしいですよね。
トイレホールでは、電子掲示板で交通情報もチェックしておきましょう！
駐車場
駐車場は年中無休24時間、開館しています。
約250台が停められる広々とした駐車場には、なんと車中泊車専用の駐車場もあるんです。
事前の登録が必要ですが、専用スペースがあると安心して停められますよね。
わたしは駐車が苦手なので、ゆとりのあるスペースに停められるのは本当に助かりました！
他にも、電気自動車の充電ができますよ。
なつぞらエリア
ドラマのセットを再現したエリアです。
建物の中には、実際に撮影で使われた台本や小道具が並べられています。
ドラマの台本を初めて見ましたが、芸能界への憧れからドキドキしてしまいました！
撮影時のキャストさんたちへのインタビュー記事なども壁に飾られています。
好きな俳優さんが出演していたら、要チェックですね♪
道の駅の建物から広場を挟んで設けられたこのエリアは、北海道の酪農が盛んな地域で育ったわたしとしては、なんだか懐かしさを感じる空間でした。
あまり広くないので、ぐるっと見て歩くだけなら10分もかかりませんよ。
リアルな撮影現場を身近に感じられるこの場所で写真を撮って、自分も出演した気分になっちゃいましょう！笑
グルメ
『道の駅おとふけ』のグルメはどれも美味しそうで、目移りの連続です。
わたしはドライブ中にお菓子を食べていたので、おなかがいっぱいで食べられない…と惜しい気持ちになりました。泣
お土産として持ち帰れるものもありますが、ソフトクリームなどその場でいただきたいものもたくさん。
ぜひ、おなかはペコペコにさせていきましょう。
なつぞらダイニング
道の駅の休憩・飲食コーナーです。
フードコートのようになっており、ゆっくり座って休むことができます。
建物内には、地元に根付いたお店が約10店舗。
その中でも、印象に残っているのが以下の3つのお店です。
洋食店『プチジョア』
『プチジョア』でいただけるのは、見た目のインパクト抜群の“白い”オムライス。
地元の卵やバター、野菜が使われていて、食材から北海道を感じられる一品です。
卵に包まれたチーズが美味しかったですよ～！
食に関してはあまり冒険するタイプではないので、わたしはお試しサイズの小さいものをいただきました。
見た目こそ珍しいですが、味は一般的な美味しいオムライスだったので、次回は普通のサイズを食べようと思っています。
みちます
『みちます』は、十勝では有名な「満寿屋（ますや）商店」が営むパン屋さん。
店頭に並ぶパンは地場産の食材を多く使用しており、音更町の魅力を詰め込んだものばかり。
音更町は小麦の生産量日本一なんです！
パン屋さんならではのいい匂いにつられて、つい立ち寄ってしまうお店です。
平日の昼過ぎに行きましたが、新しい道の駅ということもあって、お客さんもかなり並んでいたので、待ち時間は覚悟していた方がよいかもしれません。
また、店舗もあまり広くないので、ゆっくり選ぶことができませんでした。
道の駅のHPにはメニュー表もあるので、あらかじめ食べたいパンの目星をつけておくと、スムーズに買い物ができたなぁ…と思います。
『みちます』のおすすめ、「オトプケ牛っと！カツバーガー」は地元食材がふんだんに使われており、ボリュームもあって食べ応えがありましたよ！
スカイピア
道の駅の外側にある窓口で購入するタイプのテイクアウト専門店です。
メインメニューは、からあげとソフトクリーム。
テイクアウトした商品は、中庭で食べている人が多い印象です。
帯広地方の春は気温が20℃近くまで上がることもあって、心地よい風が吹いていました♪
からあげがいい匂いで、帰り際にふらっと買い食い！
人が美味しそうに食べているものって、自分も食べたくなりますよね。
ソフトクリームは濃厚なタイプで美味しかったですが、その分かなりの満腹感がありました。
いろいろなグルメを楽しもうと思う方は、一番最後のデザートにぜひ！
なつぞら市場
道の駅で美味しいものを堪能したら、お土産としても買って帰りたいですよね！
『なつぞら市場』は地元野菜からチーズやヨーグルトなどの乳製品、レトルトのスープカレーまで、地元のグルメを幅広く取り扱っているアンテナショップです。
わたしのおすすめは、豚丼のたれ！
帯広といえば、「豚丼」です。
お土産として持ち帰るにも便利ですし、賞味期限も長いので安心。
なにより豚肉と玉ねぎを炒めて、たれを絡ませるだけで、自宅で簡単にお店に近い味を楽しめる！
最高です。
持ち帰りに便利なジャムやドレッシング、レトルト食品も数多くそろっているので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
まとめ
・24時間使用できるトイレがあって安心
・駐車場も24時間開いており、車中泊や電気自動車の充電ができる
・『なつぞらエリア』は、NHK連続テレビ小説“なつぞら”のロケ地を再現
・『なつぞらダイニング』には、地元の食材にこだわって作られたグルメがいっぱい
・『なつぞら市場』は、主に道東のものを広く取りそろえたアンテナショップ
敷地内には建物の北側と西側に広場があり、様々なイベントも開かれていますよ。
ドライブの休憩だけではもったいない見どころ満載の道の駅！
思う存分、食べて、見て、楽しんでほしいです。
道の駅の隣には、『柳月スイートピア・ガーデン』という北海道の老舗菓子店の工場もあるんです。
工場見学ができたり、カフェや体験工房も併設されていたりするので、お時間のある方はぜひ足を運んでみてくださいね。
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